ニッサン・シルビアS13後期型 Op.309 制作開始
2013年5月16日
着色済みキット
1988年バブル絶頂期に登場した5代目のシルビア(S13型)はスタイリッシュなFRスポーツとして若者の間で大ヒット。そしてその3年後に排気量が1800ccから2000ccにアップされるなどのマイナーチェンジを受けてこの後期型がリリースされました。そういえばちょっと前までたくさん走ってましたね。
素組み未着色の頼まれモノの最後はこの S13シルビア後期型です。未着色とはいえ、このキットなんと驚くべき事に最初から着色されています。ガンプラのように色プラなんじゃなく、ランナーに付いた状態で塗ってあるんです。
とはいえ完全に塗分けられている訳じゃ無く、多少の塗装指示は説明書にありますが、これがキットのままでどこまでの完成度でできあがるかはとても興味のあるところです。定価が4000円と1/24のカーモデルとしてはやはり少々高いのですが、それだけの価値があるかどうかが見物です。
これがパーツの一部です。ご覧の様にかなり塗分けられています。あまり見えないインテリアはこの程度塗分けられていれば十分とも言えます。
またマスキングと塗装の手間が面倒な窓ガラスもそれはキレイに塗分けられています。ここまでキレイに塗分ける自信はありませんね(;^ω^)。
組み立て完了
パーツをランナーから切り取り接着していくだけですから、組み立ては一晩で完了しました。実はパーティングラインも残ってはいるのですが、塗装済みのため処理することができません。またゲートもヤスリで削ると大きく塗装を剥がしてしまうので、タミヤの薄刃ニッパでギリギリを切り取り、簡単にデザインナイフで切り口を修正するだけです。こんなふうにパーツの整形作業がほとんどありませんから、作業は非常に早くすすみます。
車体の内外ともほぼ完璧に塗分けられているのですが、車体の裏側はほぼ真っ黒です。ここはエンジンやトランスミッションあたりをシルバーで塗るように指示されています。でも今回は未塗装が建前ですし、裏は見えませんからね。そのまま放置です。
組み立てに当たっては室内はそれほど気を遣うことはありませんが、外はやっぱり塗装済みということで接着剤で汚さないように細心の注意を払いました。特にクリアパーツの接着はすべてアクアリンカーというプラや塗料を侵さないボンドを使います。
リアウイングなんかはなんの印も無いところにイモ付けするわけですし、少しでもずれたら接着剤の痕が残ってしまうので緊張しました。ここも接着はアクアリンカーです。
よく見るとバンパーなどにヒケも見られますし、ワイパーなど黒で着色してあるパーツはゲートの痕も塗料がはげてわかってしまいます。ヒケはともかく、ゲートの痕を筆で軽くリタッチするくらいならそれほど難しくも無いし、高価な道具も必要ありませんからね、場合によっては行ってもいいかと思います。
アオシマのプリペイントモデルシリーズは他にも種類がありますし、塗装済みのパトカーのシリーズもあります。最近ガンバッテル感が強いアオシマです。こんな面白いキットを出しているとは知りませんでしたし、見直しました。
(全作品完成まで あと91)
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