ソビエト・SU-85襲撃砲戦車 その4 ウエザリング
2006年4月10日
Category : AFV ソビエト連邦Tags : SU-85
ウオッシング
土曜日の黄砂の泥雨で車はどろどろになってしまいました。ガソリンスタンドの洗車機の前には長蛇の列です。すごいですね。世間ではみんな洗車に一生懸命なときに、私はピカピカの新車のSU-85襲撃砲戦車をウエザリングで汚していました。ひねくれ者ですね。
車体の下半分はエアブラシでレッドブラウンを薄く吹き付けてフィルタリングしました。と言うか、このフィルタリングは前回の更新の時にすでに施してありました。
ウオッシングは上半分はシャビシャビのフラットブラックで雨だれとすすけた感じを出しながら、ついでに溝に墨入れもすませます。墨入れの部分だけはちょいと濃いめです。下半分はフラットブラックとフラットブラウンを混ぜて、これを上の時よりは濃いめに溶いてウオッシングです。車体の上下がはっきりと違うテイストに成らないように境目は中間になるように注意しました。
ドライブラシ
ウオッシングができたらドライブラシです。私はドライブラシは通常よりも薄めたエナメル塗料で行います。少し薄めに溶いた塗料を柔らかい平筆に付け、リードキッチンペーパーで拭き取ります。ティッシュよりもリードがお気に入りです。これをプラモにこすりつけるのですが、色がついているのかどうだかわかりません。それでも根気よく重ねているとなんとなくうっすらと色がついてきます。これを少しずつ白を混ぜながら4~5段階くらい繰り返してできあがりです。
チッピング、OVM、パステルワーク
ドライブラシの次はチッピングです。黒とジャーマングレーとハルレッドを混ぜるような混ぜないような(なんのこっちゃ)状態でチョンチョンと点を描いていきます。所々アクセントにシルバーも入れてみました。
OVMの接着はこのタイミングでしました。私は接着してからのOVMの塗り分けができないので、塗装後に木工ボンドで接着するようにしています。はみ出たボンドは水を含ませた筆で拭き取れるし、乾燥後は透明になるのでほとんど目立ちません。OVMの接着程度でしたら強度もまったく問題にはなりません。ただ固まるまで少々時間がかかるのが玉にキズです。
OVMが付いたら次はさび色のパステルを作り、エナメル溶剤で溶いて所々にこすりつけます。無骨なソ連戦車には錆がよく似合いますよね。グリーンの車体によく目立ちます。排気管や大砲の先はススで黒く汚します。履帯や車体下面に付いた泥もパステルです。少し黒めにしてみました。余分の泥をブラシで落としてから、履帯には軽くシルバーでドライブラシをしました。
最後にセピアのパステルを全体にまぶして調子を整えます。ついでに陰の部分を黒っぽくします。これでできあがりです。付属のフィギュアは一体ですからもうまもなく完成ですね。ヘッツァーと違ってサクサクと進みなんのストレスもありません。やっぱりタミヤはいいですね。
(全作品完成まで あと10)
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