小惑星探査機はやぶさ その2 太陽電池パネルの塗装
2010年6月27日
太陽電池パネルの塗装(裏面)
いよいよ塗装に入ります。まずは太陽電池パネルから塗っていきます。太陽電池パネルの裏側はつや消しの黒ですが、白い配線がたくさんはりついています。キットでもしっかりとモールドされているのですが、このラインの塗り分けが問題になります。なにしろ非常に細いので塗り分けるのは至難の業となるからです。
マスキングをして・・・というのもありでしょうが、あまりの細さにマスキングも困難を極めそうです。さすがは『はやぶさ』です、いきなり難問続出です。
で、結局下地に白を塗り、その上から黒を塗って、配線の部分だけ黒を剥がす作戦で行くことにしました。
まずはラッカーの白を塗り、十分に乾かして定着させてから、さらにクリアで白を保護します。白を塗るついでにパラボラアンテナも一緒に塗装しておきました。これも白なんですよね。
2日ほど置いて今度は塗膜の弱い(剥がしやすい)水性アクリルのつや消し黒を吹きます。こちらはそこそこ乾かしてからすぐに剥がしにかかりました。
最初は爪楊枝にアクリル溶剤を付けて行ったのですが、線が余りに細くて、線以外の場所に触れてしまいます。どうやら爪楊枝では柔らかすぎるようです。もっと堅い、押しつけてもまったく変形しない物でこすることにしました。
デザインナイフで刃にアールがついている物があるのですが、このアールの部分をたてて削り取ることにしました。慎重に削れば下地の白を残すことができるはずです。こんどは大成功です、 ごらんの通り繊細な白いラインをくっきりと浮かび上がらせることができました。
黒の塗膜は非常に弱く、こすっただけでもツヤの調子が変わってしまうので、最後にラッカーのつや消し黒を吹いて表面を保護しました。
そして配線以外の機器類を指定の色で塗ってできあがりです。
太陽電池パネルの塗装(表面)
続いて表面を塗装します。メタリックな輝きの太陽電池パネルを再現するために、下地に銀色を塗り、その上からクリアブルーを吹き付けることにします。
今度はそれほど神経質にならずに、乾燥したらどんどん進んでいきます。
ブルーはしっかりと発色させたかったのでかなり厚塗りになりました。クリアの厚塗りはムラになりやすいので、なかなか大変です。ムラを消すためにどんどん塗り重ねているうちに、下地のシルバーがあまり見えなくなってしまいました。ちょっと厚塗りしすぎてしまいました(汗)。
(全作品完成まで あと77)
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