ソビエト戦車・BT-7 1935年型 その2 塗装
2010年7月11日
車体天板の接着
ハッチから見える範囲の車内を白で、運転席を黒で塗装し、車体天板を接着しました。最近のタミヤのキットは溶接の痕などはきっちりと再現されているのですが、車体と砲塔の天板の溶接痕は省略されているので、ここはヒートペンで再現しておきました。
BT-7はリベットと溶接の併用で作られているので、どこが溶接されているかは実車の写真から確認するのですが、リベットで留められていない部分が溶接と思えば間違いないですよね。
塗装開始
金属パーツ部分にはメタルプライマーを吹き付けました。メッシュがあまりに細かいので厚塗りにしたら埋まってしまいそうで、サフは吹きませんでした。
車体の影になる部分に影色を吹きます。今回は基本塗装はタミヤで行うつもりなので、影吹きはあまり効果が期待できませんけど、一応やることだけはやらないとね。
ついでに履帯も塗装しておきました。今回は履帯をランナーのまま塗装し、塗り分けの完了した足回りに接着する方法で作ることにしました。BT-7はロコ組ができないので、前回は組み立て塗装後に塗り分けたのですが、今回は組み立て前に塗り分けておきます。
フィギュアの整形
電撃製作とは言え、きっちりとフィギュアも進めます。というのもこのキット、フィギュアも注目ポイントがいろいろとあり、無視できないからです。できの良いフィギュアをキッチリと付けてくれるのがタミヤの良いところですよね。
若干できる隙間は光硬化パテで埋めます。光硬化パテを塗った上から、ラッカー溶剤を付けた筆でなでて、表面をならすと同時に余分を取り去ります。こうすれば光を当てて硬化させた後に整形の必要が無く、楽ちんです。
タミヤでは戦車兵の保護帽の耳当てが一体成形になっているので組みやすいのですが、どうしても顔との隙間がダルくなるので、ここはデザインナイフの刃先で彫り込んでシャープにしてやると見栄えが良くなります。
ベルトなどは金型の合わせ目付近でモールドが薄くなっているので、ここもデザインナイフや彫刻刀で彫り込んでやるといいですね。
基本塗装
実はイースタンのBT-7を作ったときから気になっていたのが塗装色です。イースタンではまったく指示がなく、箱絵を参考に自分で調色しました。タミヤのキットを開けたときに真っ先に見たのが車体の塗装色の指示です。
タミヤの説明書ではXF-58オリーブグリーンとXF-4イエローグリーンを1:1で混ぜるように書かれていました。今回は素直にこれに従ってみます。
愛用の一眼を娘に貸したので、代わりに娘のコンパクトデジカメで撮影しました。やっぱり画像が悪いですね。でも、このカメラ、プラモ日記の創世記を支えたかつての私の愛機だったんですよ。
タミヤは隠蔽力が強いのですぐに発色してくるので、影色を残すようにうっすらと塗っていきました。しっとりとした草色です。ちょっと黄色に振ってますかね。こんな色だったんですね。
細部の塗り分け
電撃制作ですから休む間もなく細部の塗り分けに突入です。転輪はポリキャップが仕込まれており、外せるので塗り分けは楽ちんです。
転輪の塗り分けが完了したら、履帯を取り付けます。履帯は半連結式になっており、組み立てやすさとリアルさを両立させています。コストはかかりますが、一番モデラーフレンドリーですよね。
履帯の連結部分はしっかりとはめ込まないと、その余分の隙間が積もり積もって1/2コマ分くらいの余分の長さになってしまいます。ここは履帯の組み立てで一番の注意点ですね。タミヤの設計はきわめて正確に行われているので、キッチリと組めばキッチリと組み上がりますが、ここを押さえていないと、履帯がブカブカになってしまいます。経験者は語る・・って、やらかしたんかい(+_+)\バキッ!
時間がないためデカール貼りの下地をクリアで作る余裕がないので、デカールは余白を切り取って貼り付けました。おあつらえ向きにデカールは白帯だけだったので、余白はキレイに切り取れます。もちろん余白が無いのでシルバリングもありません。明日にもつや消しクリアを吹いてツヤを統一させます。
イースタンのBT-7と並べてみました。 若干色味が異なります。
タミヤはイースタンに比べるとリベットの表現が控えめですし、砲塔の丸いふくらみが大きいように思えます。
でも、一番の違いは、イースタンではいちいちディテールアップしなければいけなかった箇所が、ちゃんと最初から再現されているところです。組み立て簡単、仕上がりはバッチリはタミヤの真骨頂ですね。
(全作品完成まで あと77)
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