フェラーリ・F60 その4 エンジンとリアサスペンション
2011年4月10日
エンジンとトランスミッション
エンジンとトランスミッションを作りました。エンジンは細かなパーツも無くあっさりしたものです。
でもご覧の様に最近のF-1はエンジンの上にボディがすっぽりかぶってしまい、エンジンはほとんど見えなくなってしまいます。ですからこれ以上の工作は必要ないでしょう。今回は基本的に素組でいくつもりですから、エンジン周りのディテールアップは行いません。け、けっして手抜きじゃ・・・(+_+)\バキッ!
排気管
ボディの乾燥を待つ間にシャーシの制作を進めていきます。まずは途中まで出来ているエンジンからということで、排気管を制作します。排気管の排気口は成形の都合からかなり分厚く作られています。そのままではチョイとかっこわるいので、リューターで穴を大きくします。その際真っ黒で見えにくいので、断面を白く塗っておくとどこまで削ったかわかりやすいですよ。
本来このパーツはメッキが施されていたのですが、パーティングラインを消すためにメッキを全部剥がしておきました。そしてハンドリューターに研磨ブラシを取り付け高速回転で磨きます。この茶色のブラシは#220~#320でパテの痕を平らにします。その後#600~#800のブラシ、#1500~#3000のブラシでつるつるに仕上げておきます。こうすると上に塗るシルバーの輝きが変わってきます。
シルバーの前にツヤ有りの黒で下塗りをします。シルバーの輝きの秘密はこの黒の下塗りにあるようですが、なぜこうするとシルバーの輝きが良くなるのかよくわかりません。とにかく表面をツルツルにするということなのでしょうかね。
この上からMr.カラー・スパーメタリックのクロームシルバーを吹き付けます。このカラーは1本が定価で840円と非常に高価ですが、その分効果は抜群です(だじゃれじゃないですよ~)。
ただし注意点がありまして、とにかくエアブラシ専用ということと、塗膜は出来るだけ薄くと言うことを守る必要があります。カップの中に塗料が余ったので、もったいないのでもう一吹きなんてすると普通のシルバーになってしまいます。ここは心を鬼にして瓶に戻せない分は捨てるのが賢明です。銀色になったかならないかで止めるのがコツです。どうですか塗装とは思えないほどの輝きですよね。今回は運良くとてもうまく塗れました。。
排気管の焼けを再現するためにエアブラシで青を吹きましたが、ちょいと鮮やかすぎましたね。
塗った排気管をエンジンに組み付けました。本来ならここでエンジンにプラグコードや燃料パイプなどを追加してディテールアップをするのもいいでしょうが、今回はキットのまま素組みで進めていきます。
ステアリング
ステアリングを作ります。非常にカラフルに塗り分けられています。説明書にも塗装の指示が細かくされているのですが、カラーコード表を対比しながら塗り分けるのも間違えやすいので、ネットで実車の写真を探してきてそれを参考にしました。
アップライト
これはアップライトです。ディスクブレーキなどを塗り分ける必要があるのですが、そこはAFVモデラーですから、先に組み立てて地色をエアブラシで一気に塗装し、最後に筆塗りで塗り分けることにします。最終的にはホイールの中に入ってしまいほとんど見えなくなってしまいますからね、それほど仕上がりにこだわる必要はありません。
リアサスペンション
リアのサスペンションを組み立ててみました。サスペンションアームはほとんど真っ黒ですから、塗装して組み付けるだけです。F1のサスペンションは複雑なリンク機構になっていますからキッチリと組み立てるのが大変そうですが、そこは世界のタミヤです、何の苦労も無くちゃんと組み上がります。それぞれのロッドがあるべき位置にピタッ、ピタッと収まります。
乾燥待ち中のボディを乗せてみました。エンジンはまるで見えなくなってしまいます。一生懸命塗った排気管もボディの穴からちらりと見えるだけです。そのままメッキパーツを使っても良かったかもしれませんね。
(全作品完成まで あと95)
この記事は i-modellers 第3号 に掲載された記事 を再編集したものです。
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