P-38Gライトニング ブーゲンビル その2 機体の整形とサフ吹き
2011年9月18日
Category : 飛行機Tags : P-38ライトニングアメリカ陸軍
パーツの分割は必ずしも実機のパネルラインに沿って行われている訳ではないので、不要な分割線が残ってしまいます。ここはパテで消してやらねばなりません。この緑色のパテは自動車補習用のグレージングパテというもので、安価でしかもヒケも少なく乾燥硬化も早いという優れものです。
パテが乾燥したら写真のHIQパーツのサンディングスティックで研磨します。このサンディングスティック、類似品はたくさんあるのですが、これは何しろ持ちが素晴らしくいいのです。これ1セットで戦車を南陵完成させたかわからないほどです(少々大げさ・・・)。長持ちさせるコツは番手を飛ばさずに無理をさせないことと、水で目づまりを洗い流しながら行うことです。
埋まってしまったり、削れて無くなってしまったスジ彫りは彫り直してやらねばなりません。そのガイドになるのがHIQパーツのスジ彫りガイドテープです。昔はダイモのテープなんかを使ったりもしましたが、このスジ彫りガイドテープはさすがに専用商品らしく、硬さも程良く、しかも透明なのでとても使いやすいですね。そして実際にスジ彫りを彫る道具はハセガワのトライツールを使いました。
リベットの穴はこの丸鋸のような道具で付けます。これもハセガワのトライツールでして、刺の間隔が一番近そうなディスクを選んで、押し付けながら回すだけです。よれないように注意すれば等間隔のリベットが簡単に打てます。
翼の下面には着陸灯が付きます。説明書の指示通りに丸い穴を開けて、クリアパーツのレンズをはめ込みます。翼の内側にはハセガワのミラーシールを貼り付けておきました。テカテかです。
レンズの横にはピトー管を取り付ける穴も開けておきます。ピトー管は破損を防ぐために一番最後に取り付けることにします。
機体を貼り合わせる準備が整いました。3つの胴体と主翼、そして水平尾翼を貼り付けます。しっかりとくっつくようにセロテープで抑えこんでおきます。
マスキング
整形した箇所がキレイに出来ているか確認するにはサフを吹いてみるのが一番です。そこでサフが入っては困る部分をマスキングします。機体下面の降着装置の格納庫には奥にティッシュを詰め込んで、入り口をブルタックという練り消しゴムのようなモノで塞ぎました。
またコクピットには窓枠を残してマスキングしたキャノピーを取り付けてマスキングとします。キャノピーもまたブルタックで機体に固定されています。機体との隙間から多少の吹きこぼれはあるでしょうが、そこは筆でリタッチすれば大丈夫でしょう・・・タブンネ
サフを吹く前にもう一仕事。キャノピー枠の内側は黒で塗られていますから、これを最初に塗っておきます。これを忘れるとキャノピーの裏側はサフ色になってしまいます。
サフ吹き
実際にサフを吹いて整形がうまくいっていない箇所を探します。右の写真の赤矢印の箇所の様に、完全に合わせ目が消えていない箇所が見つかります・・・というか、処理を忘れているんですね、コリャ(+_+)\バキッ!
もう一度パテを塗り、合わせ目を消します。
整形後、さらにサフを吹いて確認です。今度は大丈夫みたいですね。厳しく言えばまだまだ直すべきところはあるのですが、まぁキリが無いので、ここらでやめておいて塗装の工程に入ることにします。
(全作品完成まで あと98)
この記事は i-modellers 第5号 に掲載された記事 を再編集したものです。
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