15cm自走重歩兵砲グリレK その14 デカール貼りとスミ入れ
2011年9月17日
Category : AFV ドイツTags : 15cmsIG3338(t)戦車グリレK
デカール貼り
キットに付属のデカールはカルトグラフ製なので丈夫で貼りやすくしかも美しく仕上がります。デカールはマークセッターをキットに塗ってその上から貼ります。今回はまったくの平面なのでマークソフターは使いませんでした。
マークセッターには一瓶に中性洗剤を2~3滴垂らしてあるので、プラの表面に薄く伸びてくれます。これでデカールはぴったり密着してくれます。
デカールの乾燥は2日ほどかけました。
スミ入れ
墨入れの前に全面に半ツヤクリアをオーバーコートします。塗装に使ったカラーは全てつや消しなので表面がざらざらしています、このまま墨入れをすると隅が残りすぎて真っ黒になってしまいます。そのために半ツヤにして表面を一度ツルツルにしておくわけです。
また半ツヤコートはデカールの保護にも役立ちます。デカールが十分に乾燥していなかったり、また保護が十分でなかったりするとデカールとプラの間に墨入れの溶剤が染みこんでシルバリングを起こすことがあるからです。
墨入れはエナメルの焦げ茶(フラットブラック+フラットブラウン)を右の車輌の様に影になりそうな部分に適当に塗っていきます。それほど神経質にならなくても適当でも全然大丈夫です。
さわっても取れないくらいまで乾燥させます。ここは重要です。
そして溶剤を一旦染ませた筆をティッシュに触れて溶剤の含み量を調整した平筆で墨を拭き取っていきます。その時筆の動きは重力の方向になるようにします。そうすると左のように墨入れと雨だれあと表現が一度にできてきます。今回はちょいと墨が濃すぎたようで、拭き取りに少々手間がかかりました。この左の状態からもう少し拭き取ります。
これは弾薬運搬車ですね。これくらいまで拭き取ります。でもよく見るとまだ拭き取りが甘い部分がありますね。あとで拭き取っておくことにします。
車体の下部も忘れずに墨入れをしておきます。転輪や誘導輪の墨は少し残し気味にしています。汚れやすい場所ですからね。
主砲も墨入れします。凸凹してあまり拭き取りができなさそうな部分は最初から薄めた墨を流して終わらせたりもします。
墨に使っているエナメル塗料はプラの接着面を激しく侵しますから、要注意です。あまりドボドボと無造作に流すとバラバラになってしまいますよ。
2輛とも墨入れ完了です。さわるとどことなくしめった感じがします。エナメル系は乾燥が遅いですからね。十分に乾燥させてから一度表面をつや消しクリヤで保護して、その後の作業に進むことにします。
自走砲タイプの主砲の下のカバーが取れちゃっています。墨入れのエナメルにやられちゃいました・・・(~_~;)
(全作品完成まで あと98)
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