日本海軍・局地戦闘機 震電 Op.332 制作開始
2014年2月10日
太平洋戦争も後半に入るとアメリカの爆撃機による空襲が激しさを増してきます。高高度を飛ぶ重爆撃機から国土を守るために活躍したのが局地戦闘機です。
高度1万メートルを飛んでくるB-29を迎撃するために高高度を高速で飛行できる局地戦闘機として昭和19年から開発が始められたのがこの震電です。重武装と高速性を両立させるために、エンジンとプロペラを後ろにレイアウトした独特の形状をしており、高い性能が期待されたが、終戦までに完成したのは武装を持たない試験機1機のみで、脚を出したままの簡単な試験飛行が行われただけでした。
キットは模型店のボークスが展開する造形村の製品で、内部構造まで再現された大変意欲的なキットです。 とはいうものの、噂では少々骨の折れるキットらしいのでどうなることやらです。
本当は買おうか止めようかを迷っていたのですが、昨年の秋に友達数人でボークスに行ったときに残り3箱で、同行した友人二人が次々と手に取り、残り一箱に・・・
ここで買わねば後悔するかもと考え、思い切って買ってしまいました。
エンジンとコクピットの組み立て
造形村のSWS(Super Wing Sereis)は内部構造の多くが再現されたキットです。これまでは1/32で展開されていたのですが、この震電からは1/48もラインナップに加わりました。小さい分少し安くなって買いやすいですよね。まずは飛行機キットの定番で、エンジンとコクピットを作ります。
エンジンは見える所だけというキットが大半なのですが、このキットは内部が再現されているのでエンジンやその補器類もほぼ再現されます。その細かさはまるで1/32と見間違えるぐらい精密にできています。星形エンジンなんかはたったの5パーツでここまで再現されていますからなかなか見事です。
ただモデルアートの作例記事にもありましたように、多少ほぞ穴やダボの合わせ目が甘く、上手くかみ合いません。またパーティングラインも今時のキットにしては強く残っており、さらにバリもそこら中に散見されます。フレーム部分にはヒケもあり、一昔前のキットの様です。
今のキットは金型技術が非常に進んで、ヒケやバリも少なく、パーティングラインも薄いので整形もらくですし、パーツの合いも良いのでそれこそすりあわせもしなくても形になっていきますが、このキットは古いキットを作るつもりで、基本に忠実に進めないと大変なことになりそうです。ここはひとつ初心に帰って丁寧に進めたいと思います。たまにはそんなのもいいですよね。
コクピットもすごく良くできていて、塗装するのが楽しみなくらいです。この後塗装をすませてくみ上げていきます。内部のフレームにパーツを順次付けていく様はさながら飛行機の工場の気分です。
(全作品完成まで あと85)
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