日本海軍・局地戦闘機 震電 その12 完成!!
2014年2月26日
Category : 完成 飛行機 フィギュアTags : 日本海軍震電
スス汚れ
エンジンからの排気の汚れをつけました。フラットブラックを低圧でふんわりと軽く吹きます。
18気筒エンジンなので排気管は18本出ているのですが、機体の上に左右に2本ずつ、機体の側面にそれぞれ4本ずつ、機体の下面に6本の合計18本です。
排ガスが付かない風上側はクッキリと塗分けなければいけないのでマスキングをしました。
機関銃の銃口付近も黒く汚しました。実際の飛行機の銃口付近が黒く汚れるのかどうか知りませんが(オイオイ)、勢いでやってしまいました。(;^ω^)
ウオッシング
墨入れを兼ねてウオッシングをします。タミヤのスミ入れ塗料を使います。機体の上面は黒、日の丸部分はダークブラウン、そして機体の下面はグレイを使いました。日の丸や明灰白色に黒を使うと汚くなってしまいますからね。
今回、日の丸や識別マークをデカールでは無く塗り分けで再現したのですが(少しはみ出ていますね・・・(;^ω^))、そのおかげで日の丸の中のパネルラインも非常にクッキリとシャープに出ました。連合軍の星マークを書くのは大変ですが、日の丸ならマスキングの方が断然いいですね。
ウオッシング塗料はさわっても落ちないくらいまで乾いたらエナメル溶剤で拭き取ります。このとき機体の前から後ろへと空気の流れる方向に拭き取ることで、汚れた感じになります。
翼端灯と空中線
翼端灯を付けます。あらかじめクリアブルー(右側)とクリアレッド(左側)を塗っておいて、クリアボンドで接着しました。翼の上にある小さな表示灯はごま粒の半分くらいしか無く、整形も困難でしたので、接着してから翼の上で整えました。削った後は筆でリタッチです。
機首の下側にあるアンテナに空中線を張りました。0.06mmのメタルリギングを使ったのですが、細すぎてよく見えません。もう少し太いナイロンの糸を持っていたのですが、どこかに無くしてしまいました。まぁ、本当はこれくらい細かったと思いますけどね。0.06mmでも48倍すれば約3mmありますからね。相当太い針金です。
プロペラ
ここまできてやっとプロペラを取り付けます。細かな作業が全部終ったので、もう邪魔になりませんからね。
フィギュアの塗装
組み立てておいたタミヤのフィギュアを塗装します。フィギュアはいつもと同じで水性アクリル塗料で塗装しました。塗装後に塗膜の保護のためにラッカーのツヤ消しクリアを吹いています。
いつもなら陰影は丁寧に描き込むのですが、さすがに1/48ではそれもできず、墨入れのように暗い色を流しておしまいです。このスケールならギリギリこれでOKかな・・・ってとこです。
完成!!
これにて 帝国海軍局地戦闘機 震電 の完成です。大変作りづらいという前評判だったのですが、そのために慎重に丁寧に工作を進めたのがよかったのか、パーツの合いが問題になることもなく、わりとすんなりと完成させることができました。内部まで再現されたキットにもかかわらず2週間強で完成ですからペースとしては十分です。展示会参加のために、2月中にプラモ屋さんに持っていくことになっているので、ギリギリですがセーフです。
造形村の震電は前々から作りたいとあこがれていたキットなのですが、なにしろ前評判が悪くて尻込みをしていました。でも勢いで勝ってしまった以上は作らねばなりません。でもやってみると合いが悪いという前評判はガセネタで、決してパーツの合いは悪くなく、むしろしっかりと設計されていました。ただ、バリが少々見受けられ、そのためにほぞとほぞ穴が合わなかったりするので、そのあたりはしっかりとパーツの整形をしなければいけません。でもそれってプラモの基本ですよね。基本を守って丁寧に工作すればちゃんと素晴らしい震電が完成しますよ。
造形村のキットは機種の選択が私のツボにはまっていて気になっていたのですが、このSWSシリーズは今まで1/32とかなり大型だったので手が出ませんでした。この震電から1/48が発売になったのですが、今まで出たキットも1/48でもう一度発売になって欲しいですね。もちろん別売のフィギュアも1/48で欲しいですね。造形村さん、よろしくお願いします。
(全作品完成まで あと86)
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大きいのは知ってたけどこれほどとは
いかに零戦が小型な戦闘機かわかりますね
こんにちは、コメントありがとうございます。
新型の戦闘機はより高い性能を求めていくとだんだん大型化してしまうんでしょうね。4年間の戦争で戦闘機のサイズもずいぶん大きくなりましたよね。