日本海軍・局地戦闘機 震電 その10 チッピングとデカール貼り
2014年2月24日
チッピング
機体に付いた細かな傷(チッピング)を入れます。日本軍の飛行機、特に大戦後半では良質の塗料が作れなかったからなのか、機体は傷だらけです。やっぱり日本軍機に傷はつきものですよね。
そんなわけで傷を入れます。今回は下地に銀色を塗ってガッチリ保護した上に弱々しくグリーンを塗ってありますから、実際に削って下地を出してみます。最初はおそるおそる爪楊枝なんかでやってみるのですが、そんなんじゃ塗膜は剥がれません。粗めのスポンジヤスリを使っても細かな傷が付くばかりで、塗料は剥がれてくれません。
結局、意を決してデザインナイフの刃先でコリコリと剥がしてみたら、これがなかなか調子が良く、こんな感じになりました。
赤と黄色の部分は下地に銀が塗ってないので(単に忘れただけですが・・・)剥がしてもサフしか出てきません。ここは筆で頑張って描き入れました。
デカール貼りとクリアコート
今回はデカールは余り使わずにマスキングで塗り分けをしたのですが、翼の『ノルナ』マークと『オスナ』マークはさすがにデカールを使いました。丸一日乾燥機に入れた後(乾燥機の通電は電気代の安い深夜のみです)、ツヤ消しクリアでオーバーコートします。
本来飛行機はツヤ消しと言うよりは半ツヤで仕上げるのでしょうが、大戦末期のおんぼろ塗料感を出すためにツヤ消しクリアを吹くことにしました。これで機体の上下、日の丸、識別マークそして、デカールのツヤを統一することもできます。
クリアが乾いたらいよいよキャノピーのマスキングを剥がすことができます。どうやら今回はキレイに塗分けることができました。やれやれです。飛行機ではこの時が一番緊張しますね。
エンジンや脚の格納庫に突っ込んだティッシュも抜き取ります。ほとんど吹きこぼれはありませんでした。わずかに漏れた部分は筆でタッチアップしましたが、黙っていればどこだか分かりません。あんまりじっくり見つめてはいけません。
機首の機関銃は機体と一緒に緑色になってしまったのでもう一度上からメタルカラーのダークアイアンを塗ります。パーツを全部取り付けてから塗ることが多いAFVモデラーに取って、この手の作業はお手の物です。
いよいよ完成が近づいてきました。目標は今月中の完成だったのですが、どうやらなんとかなりそうです。
(全作品完成まで あと87)
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