日本海軍・局地戦闘機 震電 その6 機体のカットと組立て、パテ埋め
2014年2月20日
機体のカット
せっかく作った中身を見せたいのでカットモデルとします。見せるのは2箇所、機銃の付け根とエンジンです。排気管も見せたいのですが、ここを開けると機体の上を閉じることができなくなって、形が開いてしまいそうなので諦めました。
機銃の付け根は元々別パーツとなっていますから、パネルを接着しなければOKです。機銃の先もちょっと見せたいのですが、この部分のフレームがなく、前翼の付け根がちゃんと再現されていないので隠したままにします。
エンジンの部分はパーツ1枚全部外してしまうと、主翼の付け根とかが丸開きにったりするので、一部を切り取ることにしました。
内部再現キットということで、内蔵物と外板が干渉しないように、外板はかなり薄く成型されています。そのおかげでパネルラインにそって数回ナイフを入れてやれば簡単に切り取ることができました。プラも柔らかく作業はとてもやりやすかったですね。
機体側板の取り付け
機体の側板の内側を塗装します。全体はアルミで塗装し、排気管が付く部分は普通のシルバーを塗装しました。たぶんここは熱を持つので鉄でできていたんでしょうね。もう少し黒い色にした方がよかったでしょうかね?
さて、このキットで一番の難所はこの側板をはめて、ここに排気管をピッタリと合わせる工程だそうです。ここが合わないと悪い噂をたくさん聞いていたのでびびっていたのですが、モデルアート(2014年1月号)の記事を参考にしたらいとも簡単にできました。
この外に出ている大きな筒が邪魔になって組み立てが非常にしにくいのですが、実はこれ、後からでも押し込むことができるので、まずは外してしまいます。というか、あらかじめ未接着にしておいたので外せるんですね。
側板をはめて、そこに排気管の位置を調整すると、そりゃもうピッタリと位置が合います。こんなに複雑な曲線を描いているパーツがどんぴしゃで合うと感動モノです。造形村さんお見事です。今まで疑っていてスミマセンでした<(_ _)>
排気管が無事付いたら、あの丸い筒を中に入れて接着します。最後に機体後部のカウリング(なんでしょうか?)でふたをするのですが、その時も、説明書では丸い筒に先に接着することになっているエンジンとプロペラの間にある壁をカウリング側に先に付けてから、カウリングごと機体に接着すればキレイに付けることが出来ました。
こんな風にカットモデルで内部が見えるようになりました。頑張った排気管はチラリとしか見えませんし、追加工作のプラグコードもあまり見えません。でもこれでいいんです。モデラーは自己満足が一番大切ですから。だれも見ていなくても模型の神様は見てくれてます。
合わせ目のパテ埋め
中身をほぼ再現し、外板も普通の飛行機プラモよりは分割が多いため、やはり完璧に隙間無く組み上がると言うことはチョイとあり得ませんでした。でも、できた隙間は一昔前のキットなら当たり前レベルでして、決して(悪い)前評判のようなことはありませんでした。ご覧の通り、この程度なんです。
何度も何度も丁寧にすりあわせをしたのが良かったんですね。飛行機モデラーさんにしたら当たり前のことなんでしょうが、合いの抜群に良い最近のAFVばかり作って甘やかされて育ったモデラーの私にしては上出来です。ホント基本って大切ですね。明日は固まったパテを削って整形しますよ。
(全作品完成まで あと87)
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