フェアリー・ガネット AEW.3 その5 機体細部、尾翼、プロペラの組み立て
2020年11月14日
Category : 飛行機Tags : イギリス海軍ガネット
整形のできた機体にアンテナなどの細かなパーツを取り付けます。そして尾翼とプロペラを組み立てます。尾翼は垂直を出さないといけないので慎重に作業しました。
詳しくはつづきをどうぞ…
機体細部の組み立て
機体に付く細かなパーツを組み立てます。非常に小さなパーツばかりでつまむのも大変なくらいです。ランナーから切り出すときに良く切れるニッパでギリギリで切り取るのですが、ゲートの痕の処理は機体に接着し、しっかり固定されてから行いました。機体の横にある空気の取り入れ口は外側を整形するだけでなく、内側をリューターで削ってできるだけ薄くしています。
尾翼の組み立て
垂直尾翼と水平尾翼を組み立てます。垂直尾翼は補助の小さな垂直尾翼が左右の水平尾翼に付いています。それぞれをまっすぐ垂直に取り付けないといけません。
3枚の垂直尾翼と左右の水平尾翼を垂直にするのと、左右の水平尾翼は一直線にする必要があります。カッチリとした大きなダボがあるわけじゃないので、ここはしっかりと作業してやらないといけません。
水平尾翼に付く上下の補助の垂直尾翼をまっすぐ垂直に固定するためにこんな道具を使いました。これは金属加工の仕事をしている友人にもらった金属製のブロックで、極めて正確な直方体の形をしています。角度は限りなく90度が出てますし、面は非常に平らです。しかも1個が300gもあってどっしりとしています。これを4つ並べて組み立てた尾翼を中に挟んで固定しました。
これは水平尾翼の付け根なんですが、ご覧の様にダボはありません。位置も角度もかなり自由度が高く好きな場所に好きな角度で付けられてしまいます。これでは左右をピッタリ同じ場所にしかもまっすぐ90度を保って付けるのはモデラーの技量に100%委ねられてしまいます。さすがにこれは大変です。ここは一番慎重に進めた場所です。まずは左右の尾翼の前後が同じになるように合わせ、次に左右がまっすぐ一直線になるようにして接着剤が固まるのを待ちます。とにかく時間をかけゆっくりと何度も角度を確認しながら固まるのを待ちました。
プロペラの組み立て
尾翼の接着剤が固まるのを待つ間ボーッとしていたわけじゃないです。とはいえあまり複雑な仕事に夢中になっていると尾翼が変な角度で固まってしまってもいけません。そこでプロペラとスピナーをランナーから切り出して整形していました。このキットはバリが割とあるので、プロペラのバリ取りは少々手間がかかりました。
なんとか尾翼も無事キッチリと固まってくれました。また空き時間に加工したプロペラとスピナーもできてきました。次回は主翼を作る予定です。
(全作品完成まで あと118)
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ちょっとチェックしない間にガンガン更新で制作進行していますね。私もかなり前にソードのキット、シーミューとか言ったっけ? 製作しました。それほど苦労した記憶はなくなかなか作りやすく感じました。
ガネット、私も好きな機体です。トランぺッターのキット、2つ積んでいます。イースタンエクスプレスのキットを2回ほど作りました。私はデザインが面白ければ手を出してしまいます。やはり日本のメーカーではデザイン豊富なイギリス機を出すのは難しいでしょうかね。
軽井沢はもうストーブなしではいられません。気持ちよく製作できる秋の夜長もあっという間に過ぎてしまいました。
根生さんも体調管理に気を付けてください。
うーさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
今の時期はさまざまなイベント事があるので土日のどちらかは仕事が入ったり、空いている休日は山に行ったりサイクリングに行ったりしています。軽井沢はもう終ったかも知れませんが、こちらの低山は紅葉がこの2週ほど盛りで、最近では低地の紅葉もすごく色づいてきています。来週あたりは養老公園とか祖父江の銀杏とかに行ってみようかと思ってます。
プラモは細かな作業というより時間待ちの多い作業も多く、毎日少しやっては進めるってことをしているので、結構進んできました。
このキットはバリが少々ある以外はパーツの精度はわりと正確で、慎重に整形してやればちゃんと組み上がります。プラモの基本を試されているみたいですね。
私もこの飛行機の形は好きで、どこが世界一醜いってんでしょうかね。イギリスのメカには飛行機だけじゃなく戦車にもブサカッコイイってのがたくさんあると思います。あの味のあるスタイルは結構好きです。