フェアリー・ガネット AEW.3 その4 機体の整形
2020年11月13日
Category : 飛行機Tags : イギリス海軍ガネット
貼り合わせた機体の整形をします。飛行機のプラモは大抵は左右の貼り合わせなんですが、実際の飛行機のパネルラインはプラモの合わせ目に相当する部分には無いことが多いんですよね。このフェアリー・ガネットも塗装図で確認すると機体の合わせ目にパネルラインはありません。これをしっかりと消してやらないといけません。
詳しくはつづきをどうぞ…
合わせ目消し
最初に合わせ目の段差を削る前に合わせ目近くのパネルラインを深く彫っておきます。削ってモールドが無くなってしまってから彫るのはなかなか大変ですが、まだ見えているうちならその線にそって深彫りするだけですみますからね。ただパーツの端は元々モールドが浅いので、慎重にやらないと飛び出しちゃいます。
次に段差を削ります。また隙間があれば瞬間接着剤を流し込んで埋めてから削ります。削るのは主に3Mのスポンジヤスリを使います。結構粗いのから始めてだんだん細かい番手に変えていきます。ファイン、スーパーファイン、ウルトラファイン、マイクロファインと4種類を使います。番手を飛ばすとかえってキレイに削るのに時間がかかるので、順番に使い分けるのが結局は手っ取り早いです。
サフを吹いて確認
仕上がり具合をサフを吹いて確認します。サフを吹けば全部同じ色、同じツヤになるので表面の具合がよく分かります。まだ合わせ目や段差が残っていたり、パネルラインが埋まっていたりよれていたりするのが見えてきます。ここをもう一度埋めたり削ったり彫ったりして直していきます。これを何度か繰り返せば合わせ目はすっかり消えてくれます。
何度目かのサフ吹きでだいたいキレイに仕上がったことがわかったのでこれで作業は終わりです。バリが多く一見すると難儀なキットに見えたのですが、パーツの合いは思いのほか良く、箱の中での歪みも大きくなかったので思ったよりも楽に仕上がりました。パネルラインの精度もよく、左右のパネルラインはピッタリと合ってくれたので、ここもうれしかったです。左右のパネルラインがピッタリと一致しないキットってそんなに少なくないんですよね。
(全作品完成まで あと118)
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