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ドイツ・5号戦車パンターG後期型 その10 完成!!

Category : 完成 AFV ドイツ

Scale : 1/35 Maker : ドラゴン Post : 120-10

足回りのウエザリング

パンターG後期型 足まわりのウエザリング

パンターG後期型 足まわりのウエザリング

いよいよ汚しの開始です。完成まではあと僅かですね。
まずは足回りからです。ロコ組を採用しているため、履帯と転輪が全て外せますから足回りの汚しは楽ちんです。

一番最初にエアブラシでフラットアースを吹き付けます。汚れそうな箇所にふわっとかけていきます。ただしサスペンションは転輪に隠れて丸で見えなくなるので、そんなに一生懸命しません。

次にMIGピグメントのヨーロピアン・ダストをアクリルレジンとアクリル溶剤で溶いて塗りつけます(写真真ん中)。これはアクリルレジンのおかげで乾燥しても塗れた土の質感のままです。

最後にピグメント定着用に使うウオッシュ用シンナー(これもMIGプロダクション製)にMIGピグメントを溶いて塗りつけます。これは乾くと元の粉のピグメントの色に戻るため、乾いた土や埃を再現できます。

ここまで手をかけたのですが、完成したらほとんど見えないんですよね。でも良いんです。まったく見えない訳じゃないからやらなければね。そして別々にウエザリングを施した履帯を取り付けて足回りは完成です。

車体のウエザリング

パンターG後期型 車体のウエザリング

パンターG後期型 車体のウエザリング

続いて車体のウエザリングに入ります。油彩でウオッシング、そして軽くドライブラシをして準備完了。車体もMIGピグメント+アクリルレジンとMIGピグメント+ウオッシュ用シンナーの組合せで湿った土と乾いた土の両方を再現します。またウオッシュ用シンナーで極端に薄く溶いたMIGピグメントで染みのような汚れも付けてみました。

排気管はMIGピグメントのブラック・スモークとライト・ラストを混ぜてウオッシュ用シンナーで溶いて塗りつけました。乾いたらまだらになるように筆でこすって余分を落とします。良い感じに仕上がりました。
予備履帯や牽引ワイヤーにも同様に錆を付けます。得に牽引ワイヤーはウオッシュ用シンナーを多めにしてシャバシャバのピグメント溶液を作り、面相筆で隙間に流し込んであります。

車輌の完成

パンターG後期型 車輌が完成

パンターG後期型 車輌が完成

大戦の終盤に投入された車輌です。使用された期間は極短かったはずです。そんなわけでチッピングはほんのちょっぴりに押さえました。予備履帯ラック周辺とぶつけてへこんだフェンダー、ゲペックカステン、人がよく触れそうなハッチ周りに付けてあります。

アフターパーツは使わないつもりだったのですが、アンテナはさすがにテーパー付きを自分で作るのは大変なので、真鍮製のアンテナを使いました。丈夫でいいですよね。

最後にセピアのパステルを入り隅にまぶしてできあがりです。いや~、カッコいいですね。

フィギュアの塗装

パンターG後期型 フィギュアの塗装

パンターG後期型 フィギュアの塗装

天気が良かったのですが、勢いに乗ってそのまま制作を続行します。戦車兵のフィギュアはトライスターの自走砲兵セットのフィギュアを持ってきました。購入後すぐに自走砲兵vol.2が出たため、そのままお蔵入りになっていたキットです。とりあえず一人だけは消化ですね。

さすがは平野義高氏の原型です。インジェクションのお手軽キットなのにすばらしいクオリティです。塗装はいつものアメリカーナを使いました。黒服はグレーで塗って陰影を付けるよりも、そのまま真っ黒に塗った方が実物のイメージに近いことがわかりました。モケ亡にカレー屋さんが着てきてくれたのが大変参考になりました。

完成!!

ドイツ・5号戦車パンターG後期型 1/35 ドラゴン

ドイツ・5号戦車パンターG後期型
1/35 ドラゴン

フィギュアを乗せて完成です。 といってもフィギュアは帽子の先がほんの少し見えているだけですよね(爆)。ドラゴンの箱絵ではもう少し頭をだしているのですが、そうすると肩をそうとうにすぼめてもらわないとその位置に納まりません。結局フィギュアにそこまで手は入れられないので、ここまでとしました。

スマートキットと言うことでアフターパーツは使わないように組み立てました。さすがに素組みというわけにはいかず、針金やコピー用紙を使って簡単なディテールアップだけはしました。そのおかげで組み立ては1週間弱、塗装を入れても11日で完成までこぎ着けました。

ドイツ・5号戦車パンターG後期型 1/35 ドラゴン

ドイツ・5号戦車パンターG後期型
1/35 ドラゴン

せっかく箱絵のイメージ通りに出来たので、箱絵に合成してみました。 ジャストフィットですね。実写版のパッケージです。

ヴォルスタッドさん、「俺の絵に変なものを貼り付けるな!」って怒らないでくださいね。箱絵のイラストがあまりにカッコよかったので、このキットを作ったんですから。迷彩塗装の境界線とかがイマイチキレイではないのですが、とりあえず今の自分としては満足できる出来上がりです。

後ろから見たパンターG後期型です。ニュルンベルグの工場で作られた後期型は一番後ろの転輪が鋼鉄製に変更されています。斜め前から見たパンターG後期型です。この角度から見ると70口径長の超長砲身がよくわかりますね。なぜ砲身が長いと威力があるかは知りませんが、75mm砲ながら、タイガー1の88mm砲よりも近距離では威力があったそうです。前から見たパンターG後期型です。主砲の先端から、車体のほとんどの部分までピントが合っています。デジタル一眼レフの威力ですね♪余談でした。真横から見たパンターG後期型です。箱絵のイメージを再現するために、思いっきり明るい色で塗装してみました。パンターG後期型の左前部です。足回り以外はあまり汚していません。また、大戦終了近くに投入された車輌と言うことで、使用期間の短さも考え、チッピングも控えめです。パンターG後期型のエンジンデッキです。油のシミなども付けたのですが、あまり目立ちませんね。予備履帯のかかる部分には、車体に予備履帯がこすれて出来た傷を付けてあります。パンターG後期型の車長用キューポラです。せっかくのフィギュアもちらりとしか見えないのですが、これがやってみたかったんですよね。

(全作品完成まで あと38)

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