重自走砲シュトゥーラ・エミール その3 ベルト式履帯を垂れさせる
2009年2月18日
Category : AFV ドイツTags : シュトゥーラ・エミール
履帯を垂れさせる
非常に低価格でコストパフォーマンス抜群のシュトゥーラ・エミールですが、残念なことに履帯は昔ながらの連結式です。価格を考えればこれもいたしかたありません。
よねさまさんからの情報でホビー・ボスから連結式が発売になっていることをお知らせいただき、モケモケに問い合わせたりネットで探したりしましたが、どうやらすでに店頭からは姿を消しており、入手は困難なようです。そこで初心に帰って、低価格モデリングを貫こうと思います。
実はプジョーのジオラマのベースのニスも乾燥しており、こちらを仕上げなければいけないのですが、履帯の垂れ表現でうまい方法を思いついたので、どうしても試してみたくてプジョーはほったらかし状態です。
この写真を見てください。上は対比のためにまだ未処理の反対側を左右反転して表示しています。下が今回の処理を施したものです。なにをしたかというと、たいしたことはありません。よく見れば判るのですが、細い銅線で上部転輪と誘導輪に履帯を縛り付けてたるませたのです。こんな方法ではたしてうまく行くのか半信半疑でしたが、けっこうイケテルでしょ♪
お金をかけるディテールアップもいいのですが、こんな風に工夫で安上がりに仕上げるのも模型作りの楽しさです。欲しいパーツが手に入らなくてもあきらめてはいけませんね。
塗装
起動輪にも縛り付けたかったのですが、どうしても針金を通すことができませんでした。しかし起動輪には歯が付いていますから、ここにしっかりとかませて、瞬間接着剤で押さえつけました。これで起動輪直後のスパンもちゃんと垂れてくれました。
そして転輪のゴムや履帯の塗り分けです。履帯は塗ってからはめても良かったのですが、この手の接着できないタイプの軟質プラは塗料の乗りも悪く、ひっぱったりすると塗料が剥がれてしまいます。そこで食いつきを良くするためにソフト99のバンパー・プライマーを塗った履帯を先にはめてから塗装しました。これなら剥がれることも無いかと思います。
さらに、万が一剥がれた時のために、軟質プラの色がメタリックグレーをしているので、あえてサフは吹きませんでした。
塗り分けはかなり面倒ですが、少々はみ出してももともと色が似ているのであまりわかりませんし、最終的にはウエザリングをしますので、もしかしたら全部同じ色になってしまうかもしれませんね(汗)。
(全作品完成まで あと58)
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