T-34/76 1940年型 その3 足回りの組み立て
2010年3月17日
Category : AFV ソビエト連邦Tags : T-34
足回りの組み立て
どのようなシチュエーションにしようか(実はコレ、ジオラマになります)が決定したので、足回りを組み立てました。快速なT-34らしく、全速力で走ってきて地面のこぶを飛び越えようとしている姿です。第2転輪と第3転輪の間にこぶのエッジがくるため車体は前の部分が飛び上がっています。そのため第1転輪と第2転輪は地面から浮き上がっており、サスペンションは伸びています。
こんな風に斜めにサスペンションを組み付けるとまるでパンターのようですね。
足回りはロコ組ですから、 転輪もろともすっぽりと抜くことが出来ます。転輪の軸が少しきつかったので先を1/3ほど切り飛ばしてあります。これですんなりと付け外しができます。
履帯は1940年型独特のパターンの物が付属します。マジックトラックではないので一つずつランナーから切り取らねばなりません。ですがゲートの処理よりは押し出しピンの跡を消す方が大変ですけどね。
履帯は片側72枚(36組)でした。T-34は履板が比較的大きく、しかも必ず2枚一組で使用しますから、1組増やすか減らすかでかなり長さが変ってしまいます。今回は転輪の接地面が斜めになって長くなっていますから、その分転輪の上の部分が張り気味になってしまいました。ソ連戦車のイメージはダラダラに弛んでいる感じなのですが、さすがにもう一組余分には入れられませんでした。
ちなみに36組という数は今まで作ったドラゴンのT-34で全て共通でした。これくらい融通が利かない数ならば、説明書にちゃんと36組と書いてくれても良さそうな気がしますけどね。
履帯を外してサスだけを見るとこんな感じです。後ろの起動輪に近いあたりは逆に沈めてあります。
車体の中にコイルスプリングが仕込まれているのですが、さすがにこれまでサスペンションアームと一緒に動かすことはできません。でも転輪でまったく見えなくなるので気にしてません。
砲塔の組み立て
今回はハッチは閉じてしまうつもりなので砲塔の内部なんかはどうでもいいのですが、この際(どの際?)なので塗装と軽くウオッシングだけ済ませておきます。ハッチはピットマルチで留めるのでいつでも開けることができるようにしておきます。気が変るといけませんからね。
砲塔の天板を接着します。これにてほぼ組み立ては完了です。次は溶接の痕とか鋼板の荒れとかを付けようと思っています。ソ連の戦車って砲塔の上に吊り下げようのリングが付いていますよね。実車の写真を見ていたらこのリングの向きってけっこういい加減だということがわかりました。几帳面なドイツの工場なら寸部違わぬ角度でキッチリと付けられるのでしょうが、ソ連軍の工場では付いてりゃ向きなんて…って感じでしょうか。今度からは適当につけることにしよっと。
(全作品完成まで あと67)
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