カワサキ・750RS Z2改 その3 フレームとマフラー他
2010年5月19日
フレーム
フレームを準備します。左右のパーツの合いは良さそうなのですが、ヒケがあちこちに目立ちます。アオシマのキットはどうもヒケが多くて行けません。特に中央近くのヒケはすぐ近くにボルトの頭があるため簡単には埋められません。そのまま見て見ぬふりをしようかとも思ったのですが、それはチョット…なので、面倒でも作業します。
一度ボルトの頭を切り飛ばし、ヒケをパテで埋め、整形後もう一度ボルトの頭を貼り直しました。
半ツヤの黒で塗装して、組み立てます。 エンジンも接着剤無しでピッタリと位置が決まるほどパーツの合いはバッチリです。ですが、エンジンもフレームの大切な構成要素なのでちゃんと接着します。
パイプの合わせ目は本来なら消さなければいけませんが、ほとんどがタンクやヘッドライトの影になるので見えません。そのまま放置です。
マフラー(組み立て編)
説明書ではずっと後の方ですが、ここまできたら最大の難関のマフラーの組み立てを済ませておきます。 パーツを切り出し、押し出しピンの跡やパーティングラインを整形したマフラーを組み立て、接着剤が半乾きのうちにボディに取り付け形を決めます。このまま一晩おいてキッチリと固まるのを待てば、翌朝にはすっぽりと外せるはずです。
ボディのクリアコート
デカールを貼って丸一日おいたので、クリアをオーバーコートします。たっぷり吹いてツヤツヤにします。表面がざらつくのがいやで、『hiroz式濡れ濡れの寸止め塗装』(勝手に命名)をして、たっぷりとクリアを吹いたのですが、その時にふと『クリアは何回かに分けて吹いた方がイイよ…』と聞いたような、聞かなかったような・・・
はて、何でだろう???
と思ったのですが、まもなく疑問は解消!!
そうだ、デカールが溶剤に溶けてやられることがあるんだ!!と気づきました。みごとにしわしわです・・・って、ヤラカシタンカイ(+_+)\バキッ!
笑ってる場合じゃありませんよね(T_T)
ショックアブソーバー
ショックアブソーバーを作ります。といっても、パーツを整形して塗装するだけですが(笑)。
この手のパーツを整形された方ならわかると思うのですが、スプリング部分のパーティングラインを消すのがなかなかやっかいです。場合によってはスプリングがずれて成形されていることもあります。ここは目立てヤスリなどを使ってまっすぐに直してやるのですが、その後の処理がまた大変です。
ヤスリの目の痕をキレイにならしてやらないと塗装した時にキレイなメタリックになりません。しかしここにペーパーをかけて表面を仕上げるのは大変な作業です。そこで活躍するのがハンドリューターと回転研磨ブラシです。
回転研磨ブラシはかけすぎるとモールドを削ってしまうのですが、今回はそれを利用してスプリングの断面をヌルッとさせます。これで目立てヤスリでできたヤスリ傷も消えますし、角張ってしまった断面も丸くなります。
さらに研磨ブラシの番手を#320から#600、そして#3000まで上げて表面をツルツルにしておきます。
シルバーの塗装が乾いたら赤でスプリングを塗ります。赤は発色の良いハンブロールを使いました。ハンブロールは乾燥に時間がかかるので、しばらくはさわることができません。やっぱりラッカーで塗れば良かったかな…
マフラー(塗装編)
はずしたマフラーを先ほどと同じ研磨ブラシを使ってキレイにします。今回はパーツの合いも良く、接着箇所は削るだけでキレイにならすことができました。
この茶色のブラシは#320です。この後ショックアブソーバーと同じように#600、#3000と使って仕上げました。
下地の黒を塗り、その上からクロームシルバーで塗装します。さらにその上から熱による焼けを再現する為に、クリアブルーとクリアオレンジをエアブラシで吹きました。色味は箱絵を参考にしたのですが、チョイと鮮やかすぎましたね。
(全作品完成まで あと72)
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