4号架橋戦車D型 その4 細部の塗分けとスタイル変更
2010年7月22日
細部の塗り分け
細部の塗り分けをします。 一番手間のかかるのはたいていは履帯と転輪のゴムなんですが、今回はジャーマングレー車体なので、ここはたいして手間がかかりません。はみ出してもほとんどわからない上、ウエザリングをしてしまうので隠れてしまいます。というか塗り分ける必要すら無いかも・・・
アクセントとして消化器を赤で塗ってみました。通常の戦闘車両では車外の消化器は車体色で塗られているのですが、架橋戦車は工兵車輌ですから敵とドンパチはしません。そこで消化器本来の役目を果たしやすくするために目立つ色で塗装してみました。
一番迷ったのが橋の床部分です。ここは木でできています。ここも鉄製じゃないかという意見もあるそうですが、聞いた話ではこれが鉄でできていると、4号戦車には文字通り荷が重いかと・・・らしいです。
まぁ、キットでも木目がモールドされているので木製という解釈でいいのでしょう。
ただ、木製とは言え通常なら車体色に塗装されていると考えるのが普通です。ところがあちこちの作例を見ると、ほとんど木の色で塗られています。戦場写真ではモノクロでわかりにくいのですが、いろいろと探すと確かに車体色よりは明るい感じがします。
おそらくこの木の床は消耗が激しかったので頻繁に交換されたのではないでしょうか?そう考えるといちいち塗装するのは無駄なので、木の色のまま置かれたと考えることもできます。
まぁ、どこにそんな根拠があるのと言われれば、それこそ適当なんですが(オイオイ)、そんな想像をめぐらせながら、自分なりの解釈でキットを仕上げていくのもまたプラモ作りの楽しみの一つです。
モデラーによっては白木に近い色で塗られている方もみえますが、明るい色の木では弱そうで(木のことは素人なのでそれこそ当てずっぽです)、少し暗めの木の色にしてみました。なんか丈夫そうじゃないですか?
ウオッシング
ウオッシングをします。もうすっかりおなじみの『みずの式うなぎのタレウオッシング』です。ですが、今回は車体が黒っぽいので拭き取りはそれほど神経質になる必要はありません。それでもこのサイズです、使った綿棒は20本を下りませんよ。
墨入れ
墨と言うよりは焦げ茶色のエナメルをリベットの周囲や入り隅に流していきます。リベットの数が多いので大変ですが、一つずつ丁寧に面相筆でチョンチョンと置いていきます。これが大変なのなんのって、この鉄骨の反対側にもありますからね。あまり見えないとはいえ、穴を通して見ることができるので無視はできません。
スタイル変更
実は今日、仕事の帰りに用も無いのに(何も買わずに)モケモケに立ち寄りました。そこで店長秘蔵の写真を見せてもらっているうちに4号架橋戦車を据え付けている写真を見つけました。どうやって橋にするのか不思議だったのですが、その写真を見て納得です。
で、せっかくなので橋の脚の部分を改造して敷設途中の架橋戦車としてみました。キットに入っている橋脚のパーツではこの形にすることはできませんので、斜めになっている棒をプラの角棒で延長してやりました。
実はこのスタイルにすると展示スペースはさらに必要になるのですが、なんだか架橋戦車っぽくて良いと思いませんか? 脚を展開して橋の前をおろし、そのまま戦車は後ろにズルズルと後退すれば敷設完了です。
(全作品完成まで あと78)
今日、3Dジオラマの水面にジェルメディウムで波を付けてみました。硬化には24時間くらいかかりそうですが、明日には結果報告ができそうです。一発勝負ですから、楽しみなような、怖いような…
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