4号架橋戦車D型 その5 足まわりの汚しと組み付け
2010年7月24日
ドライブラシ
タミヤエナメルでドライブラシを行います。筆目が残らないように筆塗りの時の倍ほどに薄めた塗料を筆にふくませ、これをしっかり拭き取ってキットにこすりつけます。ほとんど変化がないように見えますが、何度か繰り返しているうちに凸部を中心に白っぽくなってきます。こんな作業を塗料の明度を次第に上げながらほとんど白に近い色になるまで四段階ほど行いました。
拭き取りが足りなかったりで筆目が残ったり、白っぽくなりすぎた場合でも、溶剤を染ませた綿棒で拭き取りやり直せますから安心ですね。
リベットやボルトの頭はクッキリ、鋼材のエッジも白く浮かび上がり、硬質感が増してきます。プラスチック製のプラモに鋼鉄の質感や重量感が与えられる瞬間です♪
ウエザリング
ウエザリングの最初は泥汚れです。ちょっと前に作った自作ピグメントの泥をそのまま使います。今回はあえて重曹で泥汚れの下地は作ってありません。全部自作の泥でいてみます。
ただピ作粉の泥だけでは色が単調になってしまうので、ミリタリーピグメントを泥を塗った上にまぶしました。あとはいつものやり方と同じで、アクリル溶剤を垂らしてぼかしたりにじませたり、また乾いたところを堅めの筆でこすったりして表情をだしてみました。
履帯にはピ作粉の泥をコッテリと塗りつけます。履帯の奥まったところに詰まった泥を再現します。これをMIGピグメントなどでしようと思うと大変なコストがかかるのですが、ピ作粉では原料がタミヤアクリル塗料と少量のピ作粉ですから、非常にローコストです。
固まると取れなくなるので、接地する部分は泥のうちにこすって落としておきます。
車体にはめてみました。足回りだけドロドロってのも変な感じですよね。次はクレーンと橋の部分を汚します。サイズが大きいのでウエザリングにも時間がかかります。こうなってくるとチッピングをしようかどうか迷ってしまいます。これも一仕事ですからね。
(全作品完成まで あと78)
LWSの3Dジオラマですが、水面表現のジェルメディウムがなかなか乾燥して透明になってくれません。あと少しで完成なんですけどね・・・
そうこうしているうちに、エルグランドは表面処理が完了し、いよいよ本塗装に入れるところまで来ました。一度制作記をアップしないとね・・・
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