ソビエト・KVビッグターレット その3 車体上部、砲塔の組立て
2012年12月15日
Category : AFV ソビエト連邦Tags : KV-2
車体上部の組み立て
車体の上部を組み立てます。ソ連の戦車は車体の上部の構造物やOVM類が少ないのであっと言う間に組み立てが終わります。あっさりしていてなんだか物足りないくらいです。
KV戦車のフェンダーステーは肉抜きの軽め穴が空いており、その中を牽引ワイヤーが通っています。以前タミヤのKV-2を作ったときはこの穴が空いておらず、プラ板で作り直した記憶があります。さすがにこのキットは21世紀のキットですから、このあたりはキチンと再現されていますね。
ヘッドライトとホーンのコードを収めるパイプがキットにプラパーツで入っていたのですが、どこかに紛失してしまったので、ソフトワイヤーで作りました。ついでなので、そのパイプの先から出る、ライトコードとホーンのコードを細い銅線で作りました。ただし資料が無かったので、配線は想像です(オイオイ)。
砲塔の組み立て
砲塔を組み立てます。複数の鋼板を溶接して作られた多角形の砲塔は周囲に溶接の痕がバッチリあるのですが、パーツの合いが完璧で無いため少し隙間が空いてしまいます。ここはヒートペンで実際にプラ同士を溶接してしまいました。
全体に合いがイマイチのちょっと困ったちゃんキットなのですが、最もヒドイのはこの砲口です。なんで真ん中に穴が空いていないのよ・・・
ここまでくると合いが良いとか、正確とかのレベルでは無く、製品として出荷しちゃだめでしょう。最近のトラペはすごく良いキットをたくさんだしてくれているのですが、このころはまだ、C国なりの品質だったんですね(^_^;)
タミヤのKV-2と並べてみました。試作機とも呼べる先行量産型のビッグターレットの方が砲塔が複雑ですね。より量産がしやすいようにKV-2ではずいぶんとシンプルな面の構成に変更になっています。
そして砲の搭載方法を工夫したのでしょうか、砲塔の背も少し低くなっています。戦車は背が低い方が有利ですからね。
サフ吹き
今回金属パーツは牽引ワイヤーと、追加したヘッドライトのコードくらいなので、メタルプライマーを筆塗りしておきました。そしてその上からガイアのサーフェイサーを金属の部分とパテ塗りして緑色になっている部分にだけ塗りました。
若干プラの成形色とサフの色は異なるのですが、この後影吹きをするので気にならなくなります。
塗装のために一度履帯を外しました。フェンダーとの隙間が小さく、履帯の幅が大きいので外すのに苦労しました。はめるときもきっと大変でしょうね。
実はもう少し長くはめておきたいのですが、そんな事情でこのまま外したままにします。
都合のいいことに、すこしブカブカなので少々縮んでも大丈夫そうですし、さらに一番距離が縮みそうな直線部分が元々1パーツなのでまったく縮まないんですよね。そんなわけで、おそらくこのタイミングで外してしまっても大丈夫でしょう・・・タブンネ(^_^;)
(全作品完成まで あと85)
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