日本海軍・零式艦上戦闘機22型 Op.360 制作開始
2015年2月15日
最も優美なる零戦
雑誌スケールアビエーションの2013年3月号は特別付録として「至高のゼロ第四弾 零式艦上戦闘機22型」が付属してきました。付録と行ってもまったくのオマケでは無く、本の価格は3400円もしますから、雑誌の価格を差し引いてもプラモ部分は決して安くない価格です。それでもこの企画がとても価値があるのは、この本1冊でキットも資料も全部揃うってとこでしょう。
行きつけのプラモ屋さんの半額セールでこの雑誌のバックナンバーを見つけて購入しました。キットの制作はファインモールド社が担当しており、まさに至高のゼロ戦です。これが半額ならありでしょ(^_-)
マガジンキット
これが雑誌に付属してきたキットです。箱には「最も優美なる零戦」と書かれています。
零戦の二桁の型番は前の桁が機体の型番、後ろの桁がエンジンの型番となります。そのため22型は「ニジュウニ型」ではなく、「ニイニイ型」と呼ぶのが正しいそうです。
2型の機体は初期の零戦でして、大きな翼を持っています。これが3型で端が切り取られ角張り、5型では短いまま丸くなりました。そのためこの2型が最も原型に近いキレイなプロポーションをしています。
一方エンジンはより強力な栄21型エンジンとなり、カウリングの形状が変わります。そんなこんなでこの22型は最も美しい機体を持つことになったということらしいです。
これは雑誌の組立て説明書のページです。このように説明書は雑誌に掲載されています。まぁ、これは普通のプラモと同じですよね。
いつもと違うのはこちらの解説のページです。
プラモ雑誌に制作の解説が載るのは普通なんですが、なにしろこの雑誌では付録にキットがついていますから、この本1冊ですぐに制作に入ることができます。
実機の事や資料、複数のモデラーによる作例、工作のポイント、ディテールアップのヒントなどが全部網羅されているので、もうあちこち資料や雑誌を探す必要がありません。これはうれしいですね。
今年は1/72の飛行機プラモを本格的に作ろうと思っていた矢先ですから、これはうれしいですね。1/72の飛行機の工作の勘所をこれでつかもうと思っています。
コクピットの組立て
コクピットを組み立てました。私のイメージでは1/72の飛行機キットのコクピットは箱が機体の中に入っているだけと思っていたのですが、このキットは1/48とあまり違わないパーツ構成です。非常に細かなパーツが多くてなかなか組立てが大変でした。
コクピットの内壁も普通なら適当に機器がモールドされているだけと予想していたのですが、小さなパーツがたくさん用意されていました。
上から見た面にもちゃんとモールドがあるように別パーツになっていたんですね。いやはや、ビックリです。
キットにはシートベルトは付いていませんでした。せめてデカールででも用意されているとうれしかったんですけどね。
手持ちのジャンクパーツを探したら、先日作ったオスプレイ用のエッチングパーツにシートベルトがありました。これを適当に切って使いました。
現用米軍のシートベルトですから、よく見ると全然違うのですが、1/72ですからね、それらしく塗れば大丈夫です。
コクピットの塗装
コクピットを塗装します。三菱系の機体内部色を使ってエアブラシで一気に塗装します。細部の塗分けは以前作った1/32の零戦21型を参考にしました。
計器類はデカールが用意されていました。このスケールでは塗分けはなかなか大変になるので、デカールがあると助かります。でも非常に小さくて貼るのが大変でした。
壁面に取り付けられた機器類も塗分けます。
こちらにも少しだけどメーターのデカールがありました。
(全作品完成まで あと100)
コメントを残す