フィーゼラーFi156Cシュトルヒ その7 ウエザリング、ロンメル塗装開始
2006年5月31日
Category : 飛行機 フィギュアTags : シュトルヒロンメル
ウエザリング
ドライブラシにチッピング、パステルをまぶしてウエザリングが終了です。普通の飛行機ですと塗料が剥げて下の軽合金の明るいシルバーが見えているのでしょうが、このシュトルヒは徹底した軽量化のために布張りだったためシルバーのハゲハゲは必要ありません。どころか通常のチッピングも必要ありません。
どの部分が布張りでどの部分が金属製なのかよくわかりません。プラモを見た限りでは翼は全部布張りっぽいのですが、胴体はよくわかりません。
そこでチッピングは明らかに金属製と思われる支柱部分と扉などコクピット周りだけにとどめておきました。逆に翼など布張り部分は金属製の翼よりも汚れやすかったろうと考えて、パステルで汚れの筋をつけておきました。
この写真はウエザリングが終了した翼のアップです。ここまで近くによるとデカールのシルバリングが見えますね。こんな単純な形なら最初から縁の透明の部分を切り取っておけばよかったかなって思います。
ウオッシングで軽く汚した後、ドライブラシで翼の中のリブが目立つようにしました。まったく塗料が付いていないくらいしっかりと拭き取った薄めたエナメル塗料を根気よくこすりつけていきます。なにも変化が無いような気がしますが、そのうちうっすらとエッジが白っぽくなってきます。焦って多く付けてしまうと白い筋が入ってしまうので、ここは根気よくですね。ところどころ失敗していますけど・・・
ドライブラシの塗料が乾いたら(ってすぐ乾きますけど)、パステルで汚れの筋を付けていきます。ついでに入り隅にもセピアのパステルを置いていきます。戦車ほど入り隅がないのであまり変化はありません。AFV用のやりかたしか知らないので、これで完成とします。
ロンメル将軍のメタルフィギュアの制作開始
最後にロンメル将軍のメタルフィギュアの制作に入ります。ずっしりと重いホワイトメタル製のパーツを手に取ってみます。なかなかおもしろそうです。最初はパーティングライン消しです。本当にうっすらとしか付いていないのですが、なにしろ相手は堅い金属です。今回は本当にリューターが大活躍しました。
パーティングラインが消えたら瞬間接着剤で各パーツを接着します。そして表面をキレイにするのです。ホワイトメタルは表面が酸化しており、所々白っぽくなったり黄色っぽくなったりしています。これをワイヤーブラシでキレイに削り取ります。そしてこれもまたハンドリューターが大活躍しました。
ハンドリューターに真鍮製の細かいワイヤーが付いた回転式のワイヤブラシで表面を削っていきます。モールドがなくなっちゃわないかと心配で、最初は軽く当てていたのですが、回転数を上げてガンガン行っても大丈夫で、あっという間にピカピカになりました。
せっかく酸化被膜が取れたので速攻でメタルプライマーを塗っておきました。これでもう錆びることはありません。(タブン)
メタルプライマーが乾燥したら次はサーフェイサーを吹き付けておきます。
写真を見てください。非常に細かいディテールまでくっきりと表現されています。しかもロンメル将軍のお顔は本で見た写真とよく似ています。すばらしいフィギュアですね。さすがは平野義高氏です。たしかトライスターの戦車には平野氏のフィギュアが付属する物があったかと思います。これだけでもすごく魅力を感じますね。
(全作品完成まで あと8)
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