ドイツ駆逐戦車・ヤクトティーガー ヘンシェルタイプ その13 完成!!
2006年8月21日
Category : 完成 AFV ドイツTags : ヤクトティーガー
チッピングと錆表現
チョンチョンとチッピングを描き込んで行きます。今回はそれほど多く付けつるつもりは無かったのですぐに終わるかと思ったのですが、この大きな車体です。思ったよりも時間がかかり、途中で集中力がとぎれてきたのでいったん中止しました。その間、このヤクトティガーに乗せるフィギュアの制作をしていました。
一日置いて、元気が出たのでもう一度チッピングの続きです。やはり元気を回復すると作業が早い物で、残り半分はそれほど時間がかかりませんでした。それでも昨日と合わせて3時間くらいやっていたような気がします。
チッピングの次は予備履帯やOVM、牽引ワイヤーの錆び表現です。黒とオレンジのパステルを粉にして混ぜ、エナメル溶剤でドロドロに溶いて塗りつけます。乾いたら余分を平筆で掻き落としてできあがりです。
次はセピアのパステルを陰の部分に入れていきます。入り隅になった部分が黒っぽくなって良い感じになります。表面のすすけた感じが出て重厚感が増します。最後にピグメント(ヨーロピアンダスト)をエナメル溶剤で溶いた物を使い、筆で泥汚れを描いていきます。乾燥したら固まりを少々残し気味にして掻き落とします。
完成!!
このキットにはフィギュアが付属していませんから、これで一応終了です。作り始めはネットや雑誌で見たすばらしい作例をイメージしていたのですが、できあがってみるとすっかり自分の作風です。履帯やらペリスコープやらフラットクリアのオーバーコートやらで激しい失敗が多く、凹みがちな制作だったのですが、なんとか無事完了しました。
岩のような大きな車体。荒々しい鋼板の荒れた肌や溶接や溶断の痕。この戦車の一番の特長の重厚さがこのドラゴンのキットでは良く表現されています。私も先人達に習い、この重厚さの強調を制作の中心に置きました。そういう意味ではもう少しトーンを落とした塗装色にしてもよかったのかな?って思っています。
キットにはアルミ砲身やエッチングパーツなどが同梱されているのですが、砲身にライフリングを付けたり、OVMの留め具の取っ手を付けたりと、細かいところで追加工作をしました。ほとんど素組に近いのですが、ほんのちょっとした追加工作で作品にグッと愛着がわいてきますね。
(全作品完成まで あと8)
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