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ヤクトティーガー ヘンシェルタイプ その5 履帯の巻き付け

Category : AFV ドイツ

Scale : 1/35 Maker : ドラゴン Post : 59-5

ヤクトティーガー ヘンシェルタイプ 履帯の巻き付け

ヤクトティーガー ヘンシェルタイプ 履帯の巻き付け

ピットマルチ2で履帯を組み立てたのですが、強度がまったく足りません。スチュアートの時はピンをガイドホーン兼用の連結板で止めていくため、力のかかる方向が接着方向と90度になっており、そのため必要十分な強度は得られました。しかしヤクトティガーでは接着方向と力のかかる方向が同じなためチョット引っ張っただけでポロポロととれてしまいます。結局、Unplugged さんに教えていただいたとおり、流し込み接着剤を塗ってから、接着が完全に固まる前に塗装と取り付けを突貫工事ですますことにしました。

大事を取って片側ずつの作業にします。履帯は一応左右両方ともできているのですが、接着剤の塗布と塗装、取り付けに必要な時間が読み切れないためです。

履帯の連結枚数は片側96枚づつです。2枚一組の履帯ですから、48組づつということになります。説明書にも必要枚数は書かれていませんでしたので試行錯誤で決めました。先に100枚ほどピットマルチ2で連結しておき、ぶつぶつとちぎれながらもなんとか仮止めをして必要な枚数を割り出しました。

板の上にピットマルチ2で仮止めされて並べられた履帯に大きめの平筆で流し込み接着剤を塗って行きます。浸透性が良いのでスッと吸い込まれていきました。

これを今度はアクリルのダークグレーをエアブラシで吹き付けます。まだ乾いていないベタベタのうちに裏返して、反対側もサッと塗ります。少し乾いたらまた裏返して、塗料の剥た部分とか、側面の塗料が上手く付いていない部分をもう一度塗り直します。

ヘアドライヤーで温風を送り、とにかくさわれるくらいまで乾燥させます。接着剤が固まってしまわないかと心配で心配で・・・

塗料がやや乾いたら早速巻き付けてみます。まだまだグニャグニャ曲がります。が・・・
逆に接着が弱く取れてしまう箇所もチラホラと・・・
それでも余り気にせずに転輪に接着剤を塗りつけ少しずつ固定していきます。外れた箇所はもう一度接着剤を流し込み、あっちがポロポロ、こっちがポロポロと苦労をしながらなんとか固定しました。結局片側30分ほどもかかってしまいました。やっぱりモデルカステンはすばらしいですよね。こんな苦労をしなくても済みますから・・・

それでもティガー、パンター系特有の履帯のゆるみが再現できました。しかも順番に接着していけば、残ったこのたるみの部分は自分の重みで自然な垂れ下がりになったのです。キット標準添付のパーツでありながらモデルカステンの履帯のような仕上がりです。

なんとか取り付けには成功しました。Unplugged さん情報提供ありがとうございました。あとは履帯の接着剤が乾燥する課程で曲がっていかないか注意するだけです。といっても何をしていいのか分かりませんが(+_+)\バキッ!

ともあれ、接着剤がしっかりと固まったら外して仕上げの塗装です。あっ、その前に反対側もしなけりゃね。

(全作品完成まで あと9)

後日追記:実は慌てなくても全然大丈夫で、接着剤の硬化時間が短すぎたためにブツブツちぎれたんですね。接着剤を塗ってから30分くらいしてからが巻き時ですから、塗装の時間は十分あります。ラッカーならすぐですし、水性アクリルでも5分もあれば乾きますからね。

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