ヤクトティーガー ヘンシェルタイプ その4 車体下部の塗装
2006年8月6日
Category : AFV ドイツTags : ヤクトティーガー
車輪の塗装
組立式履帯をどのタイミングで塗装するかについては、とりあえず車体下部とホイール類を別々に塗装することにしました。履帯はなんらかの方法で組み立てて塗ることにします。とここでも先送り・・・(+_+)\バキッ!
実際には以前紹介したピットマルチ2という紙用の糊を使って仮止めして組立て、塗装の後に塗料ごと強引に転輪に接着することにしました。このあたりはうまくいくかどうかまったく見当もつきませんが、とにかく履帯の組立は手間がかかりますから、すでに着手はしています。
さて、転輪は写真のように爪楊枝にさしてずらりと並べてあります。これをエアブラシで一気にダークイエローに塗装です。大戦末期のドイツ戦車には転輪にゴムがはまっていないので黒で塗り分けをしなくて良いので楽です。その代わり、履帯とすれる部分は塗料が剥がれて金属がむき出しになっているのでピカピカに塗らなければなりません。この部分はクレオスのメタルカラーのアイアンで塗装し、ハンドリューターに磨きようの回転するフェルトを取り付け、高速回転でピカピカに磨き出しました。
基本塗装が終わったらエナメルのセピア(フラットブラック+フラットブラウン)でウオッシングします。そしてその上からさらにピグメント(ヨーロピアンダスト)をエナメルで溶いて塗りつけました。本来ならドライブラシの行程が入るのですが、ピグメントを思いっきり塗りたくるのでやっても同じと考えてその行程は省略しました。ひょっとしたらウオッシングも必要なかったかも・・・
写真を見るとピグメントが乾燥していく様子がよく分かります。塗りたてはかなり濃い土色をしているのですが、乾燥するとぼそぼその埃色に変化します。これを乾いた堅い筆でこすって余分のピグメントを掻き落とします。その上から銀でドライブラシをしてできあがりです。
ウオッシングだけでディテールが浮き出た転輪と比べると違いがよく分かりますよね。いつもは車体に取り付けてから塗装、ウエザリングをしているので、転輪の裏側などはほとんど塗られていません。しかし今回ははめる前に塗装・ウエザリングをすませておきますから千鳥配列の奥になった転輪もしっかりと見えないところまでピグメントが届いています。もちろん隙間から丸見えの起動輪の内側にもね。
シャーシの塗装
シャーシもホイールをはめる前に塗装とウエザリングをすませておきます。もちろん履帯をはめてから最終的にもう一度ウエザリングはしますから、筆が届きそうで届かない、しかし見えなさそうでちらっと見えてしまう奥の方を中心に汚しておきます。ウオッシングですすけさせてあるところにピグメントを塗りつけてあります。なんとも良い汚れ具合です。しめしめ。
とにかく足回りだけは完成させて、履帯を履かせてウエザリングもやっておくつもりです。それをマスキングして次の行程に進もうと思っています。うまくいくかどうかチョット心配。
(全作品完成まで あと9)
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