ソビエト重戦車・KV-1’sエクラナミ その3 組立て完了
2006年9月2日
Category : AFV ソビエト連邦Tags : KV-1
履帯の組立て
ソ連軍の戦車は相変わらずシンプルですね。もうここまできました。このキットには大きな問題点もなく(というか私にはわからないだけ)、サクサクときました。
以前タミヤのKV-2を作ったときにはしなければならなかったディテールアップ箇所はすべて最初から押さえられていました。フェンダーを支える三角のステーは最初から中が抜かれ、フェンダーに止めるボルトもモールド済みです。排気管に至ってはスライド金型を使ってちゃんと穴が開いています。デザインナイフを使って多少肉を薄くした程度です。
組み立て式の履帯は上下の長い部分は一体のパーツなのであっという間に組み上がります。上の長くつながった部分はさらに弛みが表現されています。最初にこの上の履帯をホイールの位置に合わせて接着し、前後にのばしていけば簡単にできあがります。
履帯と転輪は接着し一緒に外れるようにしてあります。これで塗装の時少しだけ楽になります。塗装の後転輪が車軸にはまらなくなるのを防ぐために車軸にはマスキングゾルを塗って起きました。転輪の穴にはティッシュでも詰めておきましょう。
砲塔の組立て
今日はここまでのつもりだったのですが、少々夕方から時間ができて砲塔が完成してしまいました。主砲の付け根の部品(なんて名前なんでしょうね?)は鋳造肌のテクスチャーをつけておきました。その他は分厚い増加装甲板の断面に溶断の痕をつけました。ごっついボルトと相まって無骨な雰囲気が出てきました。
こうして形になってみると、大きな車体の割には砲塔や主砲が小さいですよね。防御力ばかり強くても動きが鈍く攻撃力が貧弱、これでは使えない戦車ですよね。それでもターレットリングの大きさが変えられないからと言って、高さばかりある巨大な砲塔を積んだKV-2もいただけません。このKVシリーズをデザインした設計者は有能とは言い難いですね。
(全作品完成まで あと10)
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