ソビエト重戦車・KV-1’sエクラナミ その5 ウエザリング
2006年9月5日
Category : AFV ソビエト連邦Tags : KV-1
東部戦線車両のウエザリング用のために『ロシアン・アース』というロシアの土色のピグメントを買ってきました。すごり緑がかったグレーをしています。赤茶色のヨーロピアンダスト(西部戦線用)とはずいぶんと違います。これを使って履帯の仕上げです。
ジャーマングレーで塗り分けた履帯に薄く溶いた水性アクリルのフラットブラックで入り隅を黒くしていきます。要はウオッシングと同じ要領です。そしてさらにその上からアクリル溶剤で溶いたロシアン・アースのピグメントの泥を塗りつけていきます。
このロシアン・アース、あんまり良く混ざっていないのか塗っている途中でいきなり赤っぽい色が出たりします。おかげで思いっきりまだらになってしまいました。溶いたばかりの状態ではかなり緑っぽく、戦車の車体の色とあまり変わらないようにも見えます。しかし乾いてくるとすすけた茶色の混ざった緑っぽいグレーのような色になり、良い感じです。ちょうどキットに入っていたカラーの塗装説明書の足回りの色に近い感じになりました。
ピグメントが乾いたらブラシでこすって落とします。こうすると履帯の隙間にだけピグメントが泥が詰まったように残ります。そして地肌のジャーマングレーが露出した部分にシルバーでドライブラシをして地面とこすれたあとを表現します。
転輪もゴムがはまっていないので周りをシルバーで塗ります。あとガイドホーンや履帯の転輪とすれる部分、起動輪の歯の部分も忘れずにシルバーでドライブラシします。履帯とホイールが車体から離れているのでこのあたりの作業は楽ちんでした。そして全ての塗装がすんだら、車体に接着します。
車体はいつものようにエナメル溶剤でシャビシャビに溶いたセピア色の塗料でウオッシングです。これで鮮やかな抹茶アイス色の車体がくすんできます。少しくすませ過ぎたかもしれませんね。最初の色の明度と彩度が足らなかったようです。はやり基本色は自分で作るべきだったかもしれませんね。
軽く4段階のドライブラシして塗装は終了です。いよいよ大詰めです。後はチッピングとパステルワークです。
あっ、牽引ワイヤーを作るのを忘れています。でももう少しですね。
(全作品完成まで あと10)
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