4号戦車F1型 増加装甲付 その8 仕上げの塗装
2007年10月16日
明色の吹きつけ
仲田師匠のDVDに基づいて、次は明色の吹きつけです。基本のジャーマングレーにニュートラルグレーを足して、若干明るい色を作ります。これを広い鉄板の中央とか、光が強く当たりそうな箇所に塗っていきます。これでハイライトや退色表現をすることになります。いままでパステルや油彩のフィルタリングでやっていた作業をエアブラシでやろうというわけです。
最初はあまり色の変化が無かったので、もう一段明るい色を調色し、さらに明るそうな部分にだけ吹き付けました。
暗色の吹きつけ
続いて暗色の吹きつけです。影になる部分やパネルの境目など暗くなりそうな所に吹き付けていきます。この写真はわかりやすいように多少コントラストを上げてあります。細かなパーツに影を吹くとそれぞれのパーツが浮き上がってきます。
砲塔の下側に影が入り、その砲塔が乗る部分は車体の上面ですから明色が乗っています。ここに一番のコントラストができ、回転する砲塔の存在が浮き上がる・・・と師匠はおっしゃっています。
土汚れの吹きつけ
次はタミヤ水性アクリルのダークアースを土汚れとして吹き付けます。車体下面を中心にうっすらとかぶせるように吹き付けます。ちょっとやりすぎたかな・・・
土埃は後ろに大きく巻き上げられますから、エンジンデッキの上にも土埃をかぶせていきます。
履帯染め
フラットブラック、フラットアース、レッドブラウンを混ぜ(少し茶色に振った濃いグレーって感じです)、これをアクリル溶剤で薄く溶き、履帯の凹部に置いていきます。塗ると言うよりはまさに置くイメージです。これはかなりランダムで、わざと相当のムラを残していきます。
車体下部のシャドウ
履帯染めに使った塗料をそのままエアブラシに入れ、車体下部にシャドウを入れていきます。うっすらと茶色くなっていたホイールに立体感が出てきます。また履帯との色調も統一されてきます。師匠には遠く及びませんが、とても良い感じです。
ついつい塗装に夢中になってしまい、この段階での写真を撮り忘れてしまいました。
デカール貼りと細部の塗り分け
デカールを貼り(といっても2枚だけですが)、細部を塗り分けます。デカールはカルトグラフ製の上質のデカールが付属しています。周りのノリの部分が全くなく、そのためシルバリングの心配は皆無です。
転輪のゴム部分はタイヤブラックで塗るのですが、水性のタイヤブラックを切らしたので、タミヤ水性アクリルのフラットブラックとジャーマングレーを混ぜて代用しました。少々ツヤがなさすぎるのですが、最終的にパステルとかをかぶせるので、問題は無いとおもいます(タブン)。
すっかりらしくなってきました。あともう一息です。
(全作品完成まで あと20)
関連するコンテンツ
作品No.108の記事一覧
- ドイツ・4号戦車F1 型増加装甲付 Op.108 制作開始 (2007年10月9日)
- 4号戦車F1型 増加装甲付 その2 足まわりと車体後部の組み立て (2007年10月10日)
- 4号戦車F1型 増加装甲付 その3 履帯の組み立て (2007年10月11日)
- 4号戦車F1型 増加装甲付 その4 車体の組み立てとOVMの取り付け (2007年10月12日)
- 4号戦車F1型 増加装甲付 その5 砲塔の組み立て (2007年10月13日)
- 4号戦車F1型 増加装甲付 その6 砲塔内部の塗装 (2007年10月14日)
- 4号戦車F1型 増加装甲付 その7 と金曜日のお買い物(東急ハンズ) (2007年10月15日)
- 4号戦車F1型 増加装甲付 その8 仕上げの塗装 (2007年10月16日)
- 4号戦車F1型 増加装甲付 その9 ウオッシングとドライブラシ (2007年10月17日)
- ドイツ・4号戦車F1型 増加装甲付 その10 完成!! (2007年10月18日)
コメントを残す