スツーカ・カノーネン・フォーゲル その4 3.7cm砲のディテールアップ
2008年4月14日
Category : 飛行機Tags : スツーカドイツ空軍
このスツーカ タンクバスターの最大の特徴は主翼の下に付けられた3.7cm対戦車砲です。この大きな大砲2門がこの飛行機をこの上なくカッコイイ物にしています。
ところが残念なことにこの大砲のディテールは今のプラモのレベルから見るとチョイと残念と言うしかありません。現在なら当然スライド金型を使って精密に再現されるか、もしくは金属パーツとなるのですが、そのどちらでもなく、ただのプラの棒なのです。
地上で使う3.7cm砲のようにただの筒ならば砲口を開口すすだけでいいのですが、なにやら先っぽにラッパのような形状の物がついています。しかもその横には小さな穴がたくさん開いています。最初は1/35の金属砲身を流用できないかと考えたのですが、よく似た形の2cm機関砲(1/35)を1/48の機体に付けると2.7cm砲くらいになって、少しサイズが足りません。残念ながら自分で作るしかないようです。
そんなわけで、どこまでできるかは判りませんが、ディテールアップの開始です。
ハンドリューターにカッター(バードリル)をセットして彫り込みます。あまり薄くしすぎると壊してしまうので、ほどほどに・・・
次は付け根の溝です。全周にわたって溝がついているはずですが、金型を抜く関係でパーティングラインのある場所には溝がありません、これをホットナイフで彫ってやります。
最後に小さな穴です。小さな穴は先ほどの溝から一直線に砲口に向かってキレイに並んで空いています。当然パーティングラインに沿った部分はツルツルです。そこでこの部分にホットナイフで点々と穴の印を付けていきます。その際まっすぐになるようにマスキンテープを貼って定規にします。また元々モールドされていた穴もはっきりしないのでこれもホットナイフで深くしておきます。
最後に0.3mmのピンバイスで穴を一つずつ開口していきます。ほとんど切り取り線状態で、簡単に壊れそうです。これが全周で6列ついています。1列に7個ずつ穴が開いていますから、全部で42個の穴を明けたことになります。
(全作品完成まで あと37)
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