スツーカ・カノーネン・フォーゲル その9 迷彩塗装
2008年4月23日
Category : 飛行機Tags : スツーカドイツ空軍
迷彩のマスキング
いよいよ迷彩塗装の準備です。スツーカの迷彩塗装は直線で区切られたはっきりとした塗り分けでなされています。そのためマスキングテープで1色目をマスクして塗装することになります。
実は私は、マスキングで迷彩塗装をするのが、AFV、飛行機を通じてたぶん初めてです。AFVでボケ足の無い迷彩塗装をするときは筆で境界線を塗り分けていましたから、マスキングをしたことがないんです。あの表面が凸凹でいろいろな物が貼り付いているAFVをマスキングするのって並大抵じゃないような気がしますよね。
ほぼ1時間半くらいかけてマスキングをしました。大きな柄の塗り分けですから助かります。緑で残したい部分がマスキングテープで黄色くなるようにすればいいのですが、ついつい間違えそうになりました。
迷彩色の塗装
迷彩塗装の2色目の黒です。使ったのはMr.カラーの18番、RLM70ブラックグリーンです。緑(ダークグリーン)に緑(ブラックグリーン)の迷彩ですから、あまりコントラストは強くないですよね。
実は今回からラッカー塗料の希釈にレベリング薄め液を使ってみました。これは乾燥を遅くするリターダーが入ったラッカー溶剤で、エアブラシ用の薄め液です。これがことのほか調子よくて、すごくきれいに塗れるんですね。
塗った端からどんどん乾いていく普通のラッカー溶剤と違って、しばらく濡れたままですから、ツヤの調子がまばらで良くわからないのですが、しっかり乾燥すると表面が大変きれいに整います。こんな良い物があるなんて知りませんでした。もっと早くから使えば良かったですね。
塗料の乾燥を待って、おそるおそる剥がします。何段階にもマスキングテープを貼り重ねていますから、順番に上から剥がしていきます。この作業が楽しいですよね。しかし、一番気になるキャノピーはまだ剥がしません。この後、ツヤ有りクリアー → デカール貼り → 半ツヤ消しクリアー と吹き付けますから、それまではキャノピーは保護したままです。
マスキングテープを剥がすときに多少境目が荒れてしまったところができました。筆でリタッチするか、それともチッピングをいれてごまかすか…さて、どうしましょう。
(全作品完成まで あと39)
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