ドイツ・8.8cm対戦車砲Pak43/41 Op.184 制作開始
2009年12月14日
Category : AFV ドイツTags : 8.8cmPak438.8cm砲
間に合わせの対戦車砲
ドイツ軍の8.8cm砲といえばFlak18とか36、37の対空砲が有名です。対戦車戦闘にもその威力はずば抜けており、タイガー1型の主砲としても大活躍しました。
そしてその8.8cm砲の砲身をのばして71口径長とし開発されたのがキングタイガーやナスホルン、エレファント、ヤクトティガーに搭載されたKwk43(戦車搭載型)でありPak43(対戦車砲型)です。
Pak43は姿勢の高いFlak36などの反省から十字砲架を採用しながらも低いシルエットを実現したのですが、生産は遅れ気味でした。砲そのものは間に合っていたのに砲架が間に合わないでは話にならないので、Pak43にleFH18(10.5cm榴弾砲)の砲架とsFH18(15cm重榴弾砲)の車輪を転用して寄せ集めの大砲を作りました。それが今回作る Pak43/41 です。ただし間に合わせのため取り回しも悪く、正規のPak43の生産が軌道に乗ると、早々と生産打ち切りになったそうです。
7.5cmPak40をそのまま大きくしたような形をしており、いかにも対戦車砲という感じなのですが。いやいやさすがに6mを超える砲身を持つこの砲はでかいのなんのって・・・
キットは数々の大砲を精力的に出してくれているAFVクラブで、7.5cmPak40をそのまま大きくしたようなこの砲を、真鍮製の防盾や金属砲身も使い、みごとに再現してくれています。今回はさらに純正の真鍮製のボルトパーツを使って、楽してカッコ良く仕上げる予定です。
砲の組み立て
まぁ、大砲がデカイといっても作りは同じですから、なんとここまで形になりました。 長ロングな砲身がカッコいいでしょ♪アルミ製の重い金属砲身が下がらないように砲耳の合いはタイトで、みとごに好きな角度で留まってくれます。今回は牽引状態を作るので、これくらいの角度で固定することになりそうです。最終的に砲架に乗せて角度が決まれば接着してしまう予定です。
この角度の写真を撮るのはなかなか大変です。砲身の長さを考えれば、マズルブレーキの位置は防盾よりもかなり前に出てきていることがわかります。カメラの絞りを思いっきり絞り被写界深度を深くし、三脚でカメラを固定し、シャッタースピードを1秒くらいまで遅くしてなんとか全域でピントが合いました。
金属製の防盾はキットに標準で付属してきます。 通常のエッチングパーツよりは厚く、型抜きも曲げも最初からされていました。
2重になった防盾をつないでいるリベットは、メーカー純正のオプションパーツです。キットにはプラ製もあるのですが、リベットの頭がとがっているので、シャープな金属製をおごってみました。
相変わらずAFVクラブの大砲は、これでもかというくらいのパーツ分割です。多少作りにくいのですが、できあがりは大変満足度の高い物に仕上がります。これ以上のディテールアップはできないというくらいです。
一応OVMクランプだけはライオンロアのエッチングパーツを使いました。
(全作品完成まで あと70)
コメントを残す