日本海軍・戦艦山城 1944年 Op.228 制作開始
2010年11月9日
プラモ日記、海へ
プラモ日記も初めてすでに5年半が過ぎ、作品数もついに228まできました。そしてついに大海原に漕ぎ出すことになったのです。
今まで数多くのAFVとカーモデル、飛行機を作ってきたのですが、船だけはまったくの手つかずでした。水物といえば水陸両用車かジンベエザメくらいなもので、実は艦船キットはいまだかつて作ったことがないという状態がだったのです。
実は子どもの頃発売されたばかりのウオーターラインシリーズに夢中になり、それこそ20~30くらいは作ったことがあるんですよ。もちろん素組で、簡単に色を塗っただけですけどね。でも、出戻ってから艦船キットに手がなかなか出なかったのは、あの超絶なエッチングパーツを使った作例を雑誌で見てしまったからで、私の歳ではもうあんなことはとてもまねできません。それが一番の理由だったのです。
ところが最近i-modellersという模型のWeb雑誌を始めるにあたり、仲間のとこやさんから、『俺らの作るディテールアップばりばりのキットを見せつけられると、戦車を作りたくても手がでなくなっちゃうといっている友達がいる』という話を聞ました。最初はそんなバカな、くらいに思っていたのですが、自分自身を振り返ってみると、艦船キットに手が出ないでいる自分に気づきました。これはいけません。i-modellersの編集長がこんなていたらくでは読者の皆さんに顔向けできません。i-modellersでは初級者向けの連載をぜひしようということになり、色も塗らないで完成させるというかつて無い企画を作ったりもしました。
そんなわけで、意を決して艦船キット、それもちっちゃいウオーターラインシリーズを作ることにしました。当然素組です。まぁ、色は塗りますけどね。
前置きが長くなりましたが、今回作るのは山城という日本海軍の戦艦です。36cm砲を2門ずつ搭載した砲塔が6機もあるうえ、船体の周囲にも大砲がどっちゃり、さらに対空機関砲もうじゃうじゃという勇壮な戦艦です。実は船のことはあまり詳しくないので、見た目の印象以外はあまり書けません(笑)。
では、四半世紀ぶりのウオーターラインシリーズを楽しむことにしますか・・・
おおざっぱな組み立て
子どもの頃はたしか塗りながら組み立てたと思います。エアブラシじゃ無かったので、その方が効率がよかったんでしょうね。
でも今ではエアブラシという新兵器がありますから、ある程度組み立ててからの塗装になります。軍艦は甲板と船底以外はほぼ全部同じ色ですから、出来るだけ組み立てちゃって一気に塗った方が楽ちんですよね。そのあたりはAFVと同じです。(ホントカナ~?)
この角度から見るとゴチャゴチャと積み上がった艦橋がカッコイイですね。でも、なんでこんなに多層になっているんでしょうね?
砲身は根本の防水カバーを塗り分けなければいけないので、塗装後に接着する予定です。
それにしても、素組だから楽ちんだろうとタカをくくっていたのですが、なかなか大変でした。小さなパーツが多い上に、形も良く似ている。思った以上に時間がかかりました。
対空砲なんかは新規の金型から起こしたパーツなんでしょうか、プラの成形色が違っていて、非常に精密にできています。もちろん1/700というスケールで言えば太いかもしれませんが、これ以上細いと成形もできませんし、組み立てもできないでしょうね。なんだか限界に近いサイズって感じがします。
甲板と船底の塗装
まずはエアブラシでザックリと甲板と船底を塗装します。船底は別パーツですから、ここで塗ってしまった方が後で塗り分けなくて良いので助かります。
甲板はエアブラシでザックリと塗装してあります。この後マスキングをして船体部分をグレーで塗るのですが、どっちみちキッチリとしたマスキングはできませんから、こちらもザックリと塗って、細かなところは筆で直すことになるんでしょうね。
(全作品完成まで あと85)
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