キングタイガーポルシェ砲塔 その3 砲塔のコーティング
2017年9月23日
Category : AFV ドイツTags : TOONSケーニヒスティーガー
キングタイガー(ケーニヒスティーガー)のポルシェ砲塔と言えばキングターガーの初期にだけ作られたモデルで、その生産時期はドイツ軍が磁気吸着地雷対策のツィンメリトコーティングを戦闘車両に施していた時期にピッタリはまります。つまり全量コーティング付きだったわけです。そんなわけで、このオモチャのような模型にもコーティングを施すことにします。これがスケールモデラーのこだわりです( ̄^ ̄)
まずは砲塔のコーティングをしました。
詳しくはつづきをどうぞ…
タミヤのエポパテでコーティング
実車のコーティングはセメントのような非金属を戦車に塗りつけ、表面を凸凹にするために何らかの型を当てて作られていたようです。その厚みは実車の写真を見るとそれこそほんの2~3mmくらいに見えます。車体に塗られているペンキよりもちょっぴり厚い程度です。1/35に換算するとまさに0.1mm程度で、紙一枚くらいの厚さです。
模型でのコーティングには今までさまざまな方法が考え出されてきましたが、実際の厚さを考えるとできるだけ薄く仕上げることが重要な気がしてきます。そこで今回はエポキシパテを薄く塗りつけて、そこにローラーで溝を刻む方法を採用することにしました。
使うパテは本当にほんのチョッピリです。ごま粒ほどの小さなかけらを取って車体に塗りつけ、それを爪楊枝の先でぐいぐいと伸ばしていきます。爪楊枝にパテがくっついてくるので、楊枝の先はアクリル溶剤とかで少し濡らしました。この上の写真でごま粒ほどのパテを丁度これくらいに伸ばしています。
爪楊枝で伸ばしたパテは厚みが均一にはなかなかなりません。でも大丈夫です、溝を刻むのに使うローラーをコロコロと転がすと、溝を刻むのと同時に厚さがならされて均一になります。昔のモデラーはこのローラーを自作したりしたそうですが、今ではいろんなメーカーから発売されています。便利な世の中になったものです。私はモデルカステンのローラーを使っています。
最初のうちはなかなか上手くいかずに手間取ることも多いのですが、だんだん慣れてきて、反対側の面をする頃にはかなりサクサク進むようになります。しかも厚みも更に薄くなって、下のプラの色がけっこう透けて見えるほどです。
今日の作業はここまでです。明日は車体部分のコーティングをします。面積は広いのですが、手慣れてきているので、今日と同じくらいの時間で出来るような気がしています。
(全作品完成まで あと115)
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