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IDF・ショットカル 1973年ゴラン高原 その12 完成!!

Category : 完成 AFV イスラエル

Scale : 1/35 Maker : AFVクラブ Post : 435-12

IDF・ショットカル 1/35 AFVクラブ

最後の仕上げとして錆や土汚れなどを追加します。特にサイドスカートはのっぺりとした何も無い面なので、ここの情報量を増やしてやると見栄えが良くなります。これにて『IDF・ショットカル  1973年ゴラン高原 1/35 AFVクラブ』の完成です。

詳しくはつづきをどうぞ…

OVMの仕上げ

OVMの仕上げ

まずは手始めにOVMを仕上げます。MIGピグメントのライトラストとブラックスモークを適当に混ぜて錆色を作ります。2色を混ぜるのは様々な錆色を作りたいからです。この錆色のピグメントをエナメル溶剤で柔らかめの泥状に溶いてOVMの金属部分に塗ります。フェンダーの上のスコップなどデスね。

余分のピグメントを落とす

ピグメントが乾いたら、堅めの筆や綿棒でピグメントをこすって落とします。この時下地に塗ってあるメタルカラーのダークアイアンに浮いた粉状の塗料成分も一緒に落ちるので、下から金属光沢が現れます。牽引ワイヤーなんかも同じ様にしますが、こちらはもう少しシャビシャビに溶いて塗っています。

車体側面の傷

車体側面に傷を付ける

非常に大きな車体です。しかも運転席の視界はすこぶる悪いのが戦車です。ですからサイドスカートは建物や木、岩に引っかけて傷がたくさん付いているはずです。その傷を再現するために定規を当ててデザインナイフの刃先で傷を何本か付けました。

傷にスミ入れ

このままでは傷が良く見えないので、傷にスミイレをします。塗装やスミ入れの前から傷を付けておけば良かったですね。(;^ω^)

雨だれや錆汚れ

雨だれ痕や錆が浮いた跡などをAKインターラクティブのストリークグライムやラストストリークを使って入れます。写真には写っていませんが、先ほどのサイドスカートの傷なんかにも錆が流れた状態を付けました。

土汚れ

土汚れ

戦車は走るときに激しく土煙を巻き上げて走るので、車体をピグメントで汚します。使ったのはMIGピグメントのガルフ・ウオー・サンドです。これをアルコールで泥状に溶いて塗りつけ、乾いたら余分を落としたりぼかしたりします。そんな作業を何度か繰り返して汚していきます。そして最後に堅い筆の先に溶いたピグメントを付けたものを指ではじいて泥跳ねを付けました。

もっと激しく汚したいときは、全体に薄く溶いたピグメントをべちゃべちゃと塗り、乾いたら落とします。この場合はもうドロドロの車輌になります。ジオラマなんかではやることがあります。

車体後部の泥跳ね

車体後部の泥跳ね

車体後部の汚しも同様にします。ただし泥跳ねは最も激しく、かなり上の方まで飛び散らしました。下の方はほぼほぼ泥色です。

車体上部の土埃

車体上部の土埃

ピグメントをアルコールで薄く溶いて車体上部の入り隅に流します。乾いたら境目をぼかしたり、更に追加したりして仕上げます。ただ車体の色とピグメントの色が近いのであまり違いが分かりません。まぁ、地面の色に合わせた迷彩色ですから当然ですけどね。

完成!!

IDF・ショットカル 1/35 AFVクラブ

これにて『IDF・ショットカル 1973年ゴラン高原 1/35 AFVクラブ』の完成です。元々センチュリオンは子どもの頃から好きな戦車だったのですが、こうして完成してみると思いの外カッコイイですね。ドイツ戦車のダークイエローとは違った明るめの黄土色がなかなか良い感じです。このキットで一番残念なベルト式履帯もあまり見えないので気になりません。お世辞にも作りやすいとは言い難いAFVクラブのキットですが、こうして完成すると頑張り甲斐があった気がします。

IDF・ショットカル 1/35 AFVクラブ

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(全作品完成まで あと122)

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“IDF・ショットカル 1973年ゴラン高原 その12 完成!!” への10件のフィードバック

  1. ハゲ より:

    完成おめでとうございます。センチュリオンに似てるなーと思ったらセンチュリオンなんですねw
    ショットカルと言う名前でイケメン度が何割増かされている感じ。
    今年も完成度の高い作品ばかりで眼福でした。良いお年を!

    • 根生 より:

      ハゲさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
      センチュリオンのイスラエルでの名前がショットで、その改良型がショットカルみたいです。
      センチュリオン系はカッコイイですね。
      来年もまたどんどん作ります。応援お願いします。

  2. うー より:

    完成おめでとうございます。スプリングが入ったり焼き止めがあったりするあたりは一昔前のタミヤの電動戦車を思い出しますね。私がショットカルを制作した頃の記憶が薄れて、AFVクラブって作りにくいかと思っていましたが、今ハスキー作りながら本当に作りにくいって思っています。年齢的なことも関係しているのかも知れません。気が短くなった? でも魅力的な車輛が多いですよね。今年は作り納めですか?

  3. 根生 より:

    うーさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
    さすがに今年の完成品はこれで最後です。でもまだまだ在庫はたくさんあるので、来年もどんどん作りますよ。また応援していてください。

  4. かんの より:

    根性さんこんにちは。最近、このセンチュリオンの完成記事を見たからもう遅いのですが、AFVクラブのセンチュリオンの転輪がゴムで出来ているのはゴム部を再現するからでなくて、ホイール内側の面に2本のリムがあるのですがそれを再現するためなんです。抜きテーパーの関係でプラスティックではそれを再現出来ないのでゴム素材でぬいています。だから、ゴム素材であるけど、鉄部分とゴム部の塗り分けが必要なのです。AFVクラブのゴム材質は、ガイアノーツのマルチプライマーを塗布してあげれば塗装もはげることはありません。センチュリオンの転輪のアップ写真をネットで探してみればすぐに分かると思います。

    • 根生 より:

      うわー、そりゃビックリですね。
      お知らせありがとうございます。ネットの実車写真で確認できました。
      これはとんでもない罠ですね。
      次に作る機会があればそのようにしなきゃ。

  5. ごんべえ より:

    初めてのコメント失礼します。 おこがましいですが 誘導輪と起動輪が前後逆になっておりますよ 小さい〇型が車体前方で歯の付いている方が後方になります

    • 根生 より:

      ごんべえさん、こんにちは。
      お知らせありがとうございます。

      あらら、またやっちゃいました。でもサイドスカートを着けちゃったので直せないんですよね。まぁ、次作る時は間違えないようにします。

  6. 匿名 より:

    前後のホイール逆じゃないですかね?後輪に歯がついたホイールがあってそれで履帯を回すはずなんですが写真だと逆ですね

    • 根生 より:

      前の方、ごんべいさんのご指摘通り逆なんです。
      実はこの作品、雑誌の作例として作ったのですが、編集部で撮影する時に編集者の方が発見してくれて、ポリキャップではまっているので直して撮影してくれたので事なきを得たんです。
      ただすでに作品は手元に無いのでプラモ日記の記事を上げ直すことはできなかったんです。
      もう時効だから言ってもいいですよね。

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