黒騎士物語・3号突撃砲戦車G中期型その3 履帯の組み立て

黒騎士物語・3号突撃砲戦車G中期型　その3　履帯の組み立て

2020年4月22日

Scale : 1/35 Maker : サイバーホビー Post : 476-3

履帯を組みたてます。サイバーホビーのキットに付属してくるのはマジックトラックという組み立て式の履帯で、バラバラになっている履帯のコマを1つずつつないでやります。ただつなぐだけで無く、塗装の時には車体から外して車輪も取り外せるように作ります。

詳しくはつづきをどうぞ…

整形と数の準備

ドラゴンのマジックトラックはランナーから切り離された状態で提供されるので、ゲートの処理はほとんど必要ありませんが、そのかわり押し出しピンの跡がしっかり残っているので、これを削り取ります。そして5こまずつ並べながら説明書に書かれているように片側94コマを準備します。

接着

数がそろったら流し込み接着剤を使って連結していきます。筆をつかって接着剤を塗ります。接着剤付属の筆ではなく、普通の筆を使うのは含みがいいからと正確に付けられるで、作業効率が格段に上がります。接着剤は乾燥は遅いけれど、固まったら強力なリモネン系を使います。いい香りがするのもいいですね。

94コマ全部つなぐのにだいたい10分程度かかります。ひとつながりになったら定規などを当ててまっすぐにしてやります。そしてそのまま接着剤がある程度乾く間で放置します。その時の気温などにもよるのでしょうが、今回は40分ほど放置しました。待ち時間の間に反対側の履帯パーツを並べ始めました。ボーッとしていてもしかたないですからね(笑)

履帯の巻き付け

ある程度接着剤が固まって来て、履帯が板ガムほどの堅さになったら巻き付けを始めます。もうちぎれにくくはなっていますが、ゆっくりと曲げてやれば簡単に曲がります。真ん中よりも少し偏った場所を中心に誘導輪に巻き付けます。

車体には予め転輪や起動輪を仮止めしておきます。そしてそこにU字型になった履帯を差し込み、巻き付けます。上側の履帯と下側の履帯がちょうど反対側の起動輪で出会うようにして起動輪の歯にひっかけます。最後のコマを起動輪のところで合わせたら、起動輪の歯に接着剤が付かないように注意しながら強力な流し込み接着剤で履帯を連結します。

履帯の形を整える

フェンダーと履帯の間に丸めたティッシュを挟み込んで履帯が重力で垂れている状態を再現します。これをするためにフェンダーが必要だったんですね。そして接着剤が充分に固まるまでこのまま放置します。

仕上がりの確認

一晩放置して履帯をしっかりと固めたら、翌朝一度履帯を外して仕上がりを確認します。たまに切れたり、起動輪が外れなくなったりすることもあるのですが、今回はうまくいったようです。履帯は思った通りの形で固まってくれました。ただ履帯の接着面では接着剤が揮発することでプラが縮んでしまうため、このまま放置すると履帯がはまらなくなってしまいます。そこでもう一度車輪と履帯をはめ戻し、しばらくそのままにしておきます。説明書の順番を守らずに履帯をこんなに早く組み立てるのはそんな理由からなんです。

次回からは履帯をはめたまま、車体の他の部分の組み立てを進めます。車体の組み立てが終わる頃には履帯もしっかりと固まってくれると思います。

(全作品完成まで　あと123)

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