ウエストランド・ワイバーンS.4後期型 Op.107 制作開始
2007年9月30日
蛇の目
11月のモケモケ(行きつけのプラモ屋さん)の展示会のお題は『蛇の目』です。あのイギリス軍機に書かれている3重丸のグリグリマークの事ですね。てことで、今回は英軍機を作ることになるのです。
飛行機のことはあまり知らない私ですから、当初何を作ろうか迷ったのですが、お店の棚で見つけた妙な形の飛行機に目がとまりました。2重のプロペラを持ち、妙に大きな鼻先。あまりスマートなデザインとは言い難いのですが、なんだかカッコいい。ダサカッコイイってやつでしょうか?
どうやら羽が折りたためるところからして艦載機のようです。何?ターボプロップエンジン!なんですかそれは?ピストンとシリンダーのある普通のエンジン(レシプロエンジン)じゃないようです。
そうなんです、この飛行機は第二次世界大戦後に開発された戦闘機&雷撃機で超強力なターボプロップエンジンを持つため、その力を発揮するために2重反転プロペラを採用していたのでした。しかし、エンジンの開発に手間取り、完成は大幅に遅れてしまいました。やっとの思いで完成した後は、スエズ動乱に参戦したものの、わずか数年でジェット機にその座を奪われてしまうのでした。
キットはトランペッターの1/48です。1/48とはいえなかなかのサイズで、とても単座の飛行機とは思えません。ジェット機ほどのサイズは無い物の、なかなかの見応えです。8枚のプロペラが勇ましいですね。しかも本当に2重反転するギミックも付いています。おもしろそうでしょ。
コクピットの製作
いくら大きな機体と言ってもやっぱり1/48です。一人乗りのコクピットは小さいですね。パーツ数も少なく、エッチングパーツも含めて30個ほどです。1/48の飛行機としては多いのかもしれませんが、前に作った1/32の零戦に比べるとやっぱり物足りないですね。
塗装色の指示もほとんど無く、ネットでもなかなか制作記事に巡り会えませんでしたので、どう塗って良いのかはよくわかりません。まぁ、あまり見えなくなる場所ですから、箱絵やわずかな写真を元に適当に塗り分けてあります。
計器パネルはエッチングパーツです。やっぱりシャープでいいですね。エッチングパーツの窓のむこう側にはメーターを印刷したプラフィルムを貼り付けます。こりゃ簡単で良いですね。なかなかカッコいいです。
シートベルトもエッチングパーツです。フニャフニャにするために一度ライターであぶって焼き入れをしてやります。真鍮などの銅の合金は鉄と違って焼き入れをすると柔らかくなるのです。
箱絵(完成写真)を見るとベルトは黄色のようです。つや消しイエローを塗ってから、縫い目に墨入れをしたのですが、ちょっと汚くなってしまいました。まぁ、こんなにアップで見なければ気になりませんけどね。
(全作品完成まで あと18)
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