ヤクトパンターG1初期型 その4 車体の貼り合わせとコーティング
2008年9月20日
車体上下の貼り合わせ
車体上下の貼り合わせは、説明書では砲を組み込みながら最後に行います。しかし車体上下を合わせて、隙間を埋めていないとコーティングができません。コーティングをすまさないとOVMなどが取り付けられません。というかOVMをつけた状態ではコーティングがやりにくそう…
てなわけで、先に砲を組み込み、とっとと車体の上下を貼り合わせます。砲はとりあえず砲尾がついているとは言うものの、ほとんどパーツが付いていませんから、無いに等しく、塗装はしません。また、砲を上向かせるために、砲尾に鉛の板を接着しバランスを取っています。中を見ない設定にすれば、やりたい放題です。
車体前部の工作
フェンダーはラウンドバードリルを使って透けて見えるほどに薄々攻撃します。最後は蛍光灯に当てながら厚みの残った部分だけを削り、穴を開けないようにぺらぺらにしました。
薄くなったフェンダーに流し込み接着剤を塗り、柔らかくなった頃を見計らって、グニャグニャにダメージをつけます。
車体の先端部分は本来の鋼板の分割とは異なる分割でパーツがわかれています。そのためあり得ない場所に溝が残るわけで、ここだけはしっかりと処理をします。いくらドラゴンのパーツの合いが良いからといっても、完璧にはいきません。
また、溶接の痕が浮いてしまっている箇所は、いつものようにヒートペンで溶かしてくっつけておきます。
エンジンデッキの組み立て
エンジンデッキの組み立てです。金網はキットの付属です。スマートキットということで最小限のエッチング・パーツだけが入っています。
後ろの装甲版と側面の装甲版の間にも若干の隙間ができたのですが、ゲペックカステンがじゃまでヒートペンが入りません。届くところまでは処理したのですが、少し残ってしまいました。
あまり目立たないので黙っていれば解らないような箇所ですが、やはりゲペックカステンは後から付けた方がよかったですね。
コーティングに備えてマスキング
OVMラックの下にはコーティングが付きませんからマスキングをします。マスキングはOVMラックの枠の太さに切ったマスキングテープを位置を確認しながら貼り付けます。
左側(写真下)の一番前のOVMラックは水平ではなくフェンダーに対して5°の角度で取り付けられています。どうやらキットのダボの位置は間違っているらしく、自分で修正して取り付けるように説明書に書かれています(ヤレヤレ…)。
コーティングを塗らない部分には鉛筆で印を付けておきます。私はよく間違えて、反対側に塗っちゃうことがあるので、その予防です。ここにもマスキングテープを貼ればいいのでしょうが、ここはフリーハンドで凸凹の方が雰囲気があるので、あえてマスキングしません。
ツィンメリット・コーティング
コーティング面は一面ずつタミヤパテを塗っていきます。なにしろすぐに乾いてしまうので、あまり広い面積は一度にできません。この程度の面積でも写真を撮るために時間を取られたため、溝を彫るのに力が必要でした。
そのおかげでコーティング作業はどんどん進み、全体のコーティング作業はマスキングの時間を除けばおそらく30分程度だったと思います。いままでで最速ですね。
全面のコーティングが完了しました。私の手持ちの実車写真に比べるとちょいと四角が大きいのですが、まぁ、こんなのもありかな…ってね。
アマゾンで購入した「アハトゥンク・パンツァー」を見てみると、車体の側面には天蓋取り付け金具が3カ所ずつ付いているようです。正確な位置は判らないのですが、イラストを参考に適当に付けてみました。
実車の写真ではその存在が確認できないのですが、まぁ、権威ある本に書いてあることですし、なによりも買ったばかりのグラブ・ハンドラーを使ってみたかったというのも大きな理由です。
それにしてもさすがはグラブ・ハンドラーです。高価な道具だけ合って、同じサイズの手すりを簡単に大量生産できます。むしろ同じ間隔できちんと穴を開けられない自分に問題がでてきました。ヤレヤレ…
(全作品完成まで あと41)
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