ドイツ・重駆逐戦車フェルディナンド150100最終生産車輌 その11 完成!!
2008年12月29日
Category : 完成 AFV ドイツTags : エレファントフェルディナント
つや消しクリア吹き
デカールが十分に乾いた頃ですから、スパークリアのつや消しを吹き付けます。ここまでくるといよいよ完成が見えてきますよね。以前はクリア吹きに缶スプレーを使ったりしましたが、缶スプレーは吹き出し量の調節が難しく、角っこを真っ白にしてしまうこともありました。それで、今では面倒でもちゃんとエアブラシで吹いています。これなら失敗はかなり少なくなります。
シルバリング
肝心のシルバリング対策はというと、こんな感じです。一番シルバリングが写りやすい角度から写真を撮ってみましたが、気になるほどはありません。ごくわずかに見られるのですが、この程度なら大丈夫でしょう。
やれやれです。
足回りの仕上げ
車体の仕上げと平行して足回りを仕上げます。ダークアイアンで塗った履帯には、こすって光沢を出す前にMIGピグメントのライトラストとブラックスモークを1:1に混ぜた物をアクリル溶剤で溶いてこてこてと塗りつけました。全体が真っ茶色になります。
さらにMIGピグメントのインダストリアル・シティ・ダストを同じくアクリル溶剤で薄く溶いて、隙間に流し込んでいきます。これが埃色になるはずです。
ピグメントが完全に乾いたら、ハンド・リューターの先に研磨用のバフを付けて磨いてやります。すると出っ張った部分のピグメントが削れ落ち、さらに下地のダークアイアンに磨きがかかって金属光沢が現れます。良い感じです。
完成!!
車体にも同様にインダストリアル・シティ・ダストをアクリル溶剤で極薄く溶いた物を隅っこや埃のたまりそうな箇所に流していきます。完全に乾いたら、ピグメントを塗った箇所とそうでない箇所が不自然に分かれますから、堅めの筆で車体に付いたピグメントをこすって境界をぼかします。これでできあがりです。
キットには真鍮製の砲弾が3発付いてきました。記録写真と同じように砲弾を主砲に立てかけて記念撮影です。
制作の途中で何度もフェンダーが外れ、そのたびに少しずつ曲がってしまったので、最後にはグチャグチャです(涙)。やっぱり最初に全部のフェンダーを裏打ちして繋いでしまった方がよかったですね。
後ろの脱着式のハッチを外してみました。 中がよく見えますね。頑張って作った甲斐がありました。このハッチを外さなくても、フルオープンのハッチからは意外と中がよく見えます。こんな機会でもなければインテリアセットを買うこともないでしょうから、良い経験になりました。
全身を覆っているデカールは、カルトグラフの高品質に支えられ、私の稚拙なシルバリング対策でも、ほとんどシルバリングが気にならないレベルに押さえることができました。足回りは、起動輪・誘導輪に付いた雪かき用のスクレーパーのおかげで、相当な工夫をしました。結局起動輪(後ろ)の軸を切り飛ばして滑らせて入れるという荒技でロコ組を達成しました。
本当なら車体全体に花をいっぱい飾らなければいけないのですが、適当な花の材料が見つかりません。ドライフラワーでも探して、いいのが見つかればそれを飾って写真を撮り直すことにしましょう。
(全作品完成まで あと43)
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