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ソビエト・T-34/76戦車STZ 1941年型 Op.148 制作開始

Category : AFV ソビエト連邦

Scale : 1/35 Maker : サイバーホビー Post : 148-1

1年ぶりのソ連軍

ソビエト戦車・T-34/76 STZ 1941年型 1/35 サイバーホビー

ソビエト・T-34/76戦車STZ 1941年型 1/35 サイバーホビー

今年最後のキット、というか実際には2009年最初の作品となるのがコレです。サイバーホビーの『T-34/76 STZ 1941年型』です。T-34は非常に合理的な設計をされた戦車で、そのパーツ数は4号戦車などに比べると桁違いに少なかったらしく、実際にものすごい数が作られました。そのため、生産工場も多岐に亘り、さまざまなバリエーションが存在したのです。

STZはスターリングラード・トラクター工場の略で、その立地から他の工場とはパーツの調達先が独特で、個性的なT-34が作られたそうです。実際に私には今まで作ったタミヤの『T-34/76 1942年型』とどこがどう違うのかよくわかりませんが、そこは制作を進めながら追々検証していくこととしましょう。

実はソ連軍は昨年末(2007年12月28日)に制作を開始して、翌1月8日に完成させた57mm対戦車砲ZIS-2以来の1年ぶりとなります。なんと奇しくも2年連続年越しキットはソ連軍ということになりました。

来年は在庫を減らす年と自分で決めましたので、一番古くに入手したキットを作ろうと決めていました。これは2007年の7月9日に購入していますから、1年半近くも在庫として眠っていたことになります。

実車同様にパーツ数の少ないT-34のキットです。これで2009年のロケットスタートを飾ることとしましょう。ということは、お正月休みの間に完成させるつもりです。ではさっそく制作開始です。

起動輪が…

T-34/76戦車STZ 起動輪

T-34/76戦車STZ 起動輪

T-34 の STZ 初期のT-34はゴム付きの大きな転輪を履いているのですが、後にゴムの節約のために鋼製転輪に変更になります。ところがこのキットには 2in1 でゴム転輪と鋼製転輪の両方が選択できるようになっているのですが、せっかく STZ を作るのですから、ここは鋼製転輪をチョイスします。

ところが起動輪を組み立てていて…あれれ????

T-34 の起動輪は他の国の戦車の起動輪のように歯が出ていなく、ホイールに挟まれた棒でガイドホーンを引っかけて履帯を駆動します。この棒がパーツに付いていないのです。ゴム製転輪用の起動輪にはちゃんと棒が付いています。いくらSTZの起動輪が特殊でも、この棒無しでは履帯がツルツルと滑って走ることができません。

そこで2mmのプラ棒でこの棒を作って貼り付けることにしました。本当は2.5mmほどの太さが欲しかったのですが、そんなプラ棒は持っていないので、しかたがありません。あまり目立たない箇所ですから、これで良しとしましょう。

足回りの組み立て

T-34/76戦車STZ 足まわりの組み立て

T-34/76戦車STZ 足まわりの組み立て

もともと転輪の数もすくないので、あっという間に組み立てが終わります。ロコ組を意識して転輪の穴はグスグスに広げてあります。

エンジンデッキの組み立て

T-34/76戦車STZ エンジンデッキの組み立て

T-34/76戦車STZ エンジンデッキの組み立て

このサイバーホビーのキットにはかなりの数のエッチング・パーツが入っています。最近のドラゴンではエッチング・パーツは最小限に減ってきていますから、こんなに入っているのは珍しいくらいです。

このエンジンデッキの金網も、その下にルーバーがちゃんと再現されていますし、この部分を止める金具も小さなパーツで上下別々に再現されています。ここまでしなくても…って感じはしますが、T-34はあまりディテールアップの箇所が無いので、ついつい細かくなるのでしょうね。全部無視してプラパーツで作っても結構精密にできそうです。

(全作品完成まで あと43)

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