ドイツ・4号駆逐戦車L/70(V)ラング Op.196 制作開始
2010年2月25日
Category : AFV ドイツTags : 4号戦車ラング
4号戦車の車体に5号戦車パンターの主砲であるKwk42を搭載したのがこの4号駆逐戦車L/70(V)ラングです。ラングの前には長砲身の7.5cm砲が間に合わなかったため、Pak40を搭載したタイプが作られたため、その対比として長砲身70口径長のラングL/70(V)と呼ばれます。ラングは英語のlongの意味だそうです。うわっ!!大砲長げ~!!って思ったんでしょうね。
昨年秋にサイバーホビーブランドで発売されたラングは各方面で絶賛され、ドラゴンの技術力の高さを証明した名キットです。速攻で買ったのはいいのですが、その後なかなか着手できなくて、やっと作ることができます。なんだかワクワクしますね。
ドラゴンのスマートキットは作りやすくしかも精密なので大好きです。タミヤっこのみなさん、少々値段は張りますが、アフターパーツ無しですばらしい仕上がりになります。ぜひ一度挑戦してみてください。ドラゴンはテクスチャー表現などの感性に訴える部分はまだまだタミヤにかないませんが、金型の技術はトップレベルですよね。押し出しピンの跡がほとんど無いのもうれしいですよね。
足回りの組み立て
4号系の足回りの制作は、われわれモケ模型隊では懲罰あつかいになるほどで(笑)、 本当はパンターの制作の合間にチョコチョコと進めていました。一気にやろうとすると大変ですからね。
で、苦労の甲斐あってここまで形になりました。
ラングは非常に長い主砲を車体の前の方に付けていますから、かなり前加重になっています。そのため先頭近くの転輪の消耗が激しかったらしく、前の2組は鋼製転輪が採用されています。
このキットではこの鋼製転輪の再現がすばらしく、1個あたり7個ものパーツを使って、リム部分と転輪の円盤部分を浮かせています。実車でもこの部分に内装式のゴムが入って浮いている訳ですが、ここまでキッチリと再現されているとうれしくなります。ただこの転輪が全部に付いていたらと思うと、ゾッとしますね…
シャーシの組み立て
シャーシも恐るべき精度で組み上がります。 修正すべきすきまなんぞはどこにも出来ません。接着剤を流し込んで、ギュッと押さえてやれば完璧に一体となります。
ただ金型の抜きの関係で、溶断の跡が再現されていない切り口がありますので、そこだけはデザインナイフの歯で傷をつけて溶断の跡を再現しておきました。
分厚い正面の装甲板には圧延鋼板の荒れを再現してみました。ハンドリューターにバードリルを付け、低めの回転数でコツコツと暴れさせました。なんとなくそれっぽくなります。
この後の履帯取り付けの行程を考えて、フェンダーは未接着です。それでもピッタリとはまっていて取れません。
マフラーは2種類の選択式になっています。私は横長の大きなマフラーを付けました。排気管の口はリューターを使ってギリギリまで薄く削ってあります。これでオリジナルの1/3くらいまで削りました。これ以上やると穴があきそうです。
車間表示灯はクリアパーツで別パーツになっていますから、こちらは塗装後の取り付けになりますね。
(全作品完成まで あと68)
真央ちゃん、キム・ヨナのSP、すごかったですね。二人ともすばらしい演技です。でも、トリプルアクセルが連続トリプルよりも評価が低いのは私としては、チョッと納得できません。我が家でも意見が分かれます。
プラモの制作でもよく似た話がありますよね。できない加工や塗装には挑戦せずに、キッチリと仕上げる派。仕上がりの質が落ちるのを覚悟の上で、出来る限りのことをやってみる派。私は間違いなく後者です。
ろくに出来もしないのに、フィギュアの目を書き入れようとしたり、困難なエッチングパーツを使おうとしたり、ディテールアップを企んだりしています。結果は転倒しりもちだらけです。無難に決めた方がポイントが高いのはわかっていますが、やっぱり挑戦せずにはいられません。だっておもしろくないじゃないですか。
そんなわけで、私はチャレンジャーの真央ちゃんを応援しますし、男子フィギュアでは4回転を飛ぶプルシェンコを応援していました。ライサチェックの大きなスピンや見事なステップもすばらしいのですが、やっぱりフィギュアの華はジャンプですよ。
わたしも転倒覚悟で飛び続けますよ。
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