シャーマン2初期型 その7 ウエザリングとフィギュアのディテールアップ
2010年11月18日
Category : AFV フィギュア イギリスTags : M4シャーマン
ウオッシング
仕上げの最初はウオッシングです。みずの式うなぎのたれウオッシングで汚します。あまり凸凹の無い丸っこいシャーマン2ですから、ウオッシング液の大半は拭き取られてしまいますが、わずかに入り隅に汚れが残ってくれればいいんです。
雨が少ない北アフリカですが、それでも全く降らない訳じゃないので、少しだけ雨だれの跡なんかも付けてみます。
履帯の汚し
箱絵のシャーマン2は足回りがサンド色一色に汚れ、転輪のゴムも履帯も迷彩塗装のグリーンも全部サンド色をしています。
ピグメントで汚しをするときはいろいろな種類のピグメントを使って、汚しの表情に変化を付けるようにしているのですが、今回は砂漠ということで、あえてサンド一色の単調な汚しにしてみます。あの砂漠の持つドライで(そりゃそうでしょ)無機質なイメージです。
そんなわけで、履帯にはアクリル溶剤で溶いたMIGピグメントのガルフ・ウオー・サンドを塗りつけて乾燥させます(写真左)。
その後ダイソーで3本105円で購入した、毛先の短い堅い筆でゴシゴシこすってピグメントを落としました(写真右)。今回は銀ブラシもしません。砂の上で砂埃にまみれまくりですからね。
車体の汚し
車体も履帯と同じように単一のピグメントで汚します。特に足回りは隙間が無いくらいびっしりと泥を塗りつけました。そしてやはり履帯と同じように堅い筆でゴシゴシとこすって余分なピグメントを落としました。
砂埃がたまりそうな入り隅には薄めに溶いたピグメントを流し込みました。また仕上げとして粉上のピグメントをいろいろなところにまぶしてあります。やはり乾いた砂埃は粉上のピグメントが一番ですね。でもキッチリと定着しないので、触ると取れます(汗)。
後ろはこんな感じですね。特に砂の巻き上げが多いリアは砂で真っ白です。
OVMも迷彩塗装も部隊マークもみんな同じような色になってしまっています。ピグメントを使えばエアブラシが無くてもこんな風に汚すことができるんですね。
砲塔も薄く溶いたピグメントと粉上のピグメントで汚します。戦車は砂塵を巻き上げて走りますから、背の高い砲塔とはいえ、上まで砂をかぶってしまっています(タブン)。
OVMはいつものようにさび色のピグメントをエナメル溶剤で溶いて塗り、乾いたところを綿棒でこすります。
うっすらとさび色が残り、その下からメタルカラーの金属光沢が覗きます。手軽な仕上げ方法ですよね。
これにて車体の仕上げはほぼ完了です。実戦に投入されたばかりの新型戦車ですから、チッピングは行いません。決して面倒だからじゃありませんよ(+_+)\バキッ!
フィギュアの追加工作
フィギュアはヘッドフォンのコードなどを付けて、サフを吹き、さらにラッカーで下塗りまで済ませました。肌色とサンド色が似ているので、全部同じ色の塗ったみたいに見えますよね。色の境界がはっきりしないので、エアブラシでマスキングなしで塗り分けたとは思えません。
運転手は下に台を作って保持するようにしました。もちろん未塗装ですからまだ置いているだけですけどね。
ドライバーはタミヤのフィギュアなんですが、タスカの戦車長に比べるとずいぶんと顔が大きいですね。遠近感でサイズが違うように見えますが、実際にかなり大きいんです。また、初期型のシャーマンのハッチは小さいので、余計に頭でっかちにみえますね。
さぁ、あと1日で完成ですね。モケ忘まであと1週間ありますから、ちょいと余裕ができました。一時はどうなることかと思っていたのですが、やれやれです・・・って、そういえば12月のお題の東部戦線を作らなきゃ。どうしよう・・・
(全作品完成まで あと84)
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