計画駆逐戦車E-10 その10 ウオッシング
2011年1月27日
ウオッシングを行います。ここまでかなり黄色が強い入り会いだったのですが、焦げ茶色でウオッシュしますから、ダークイエローは赤みがかり、オリーブグリーンはくすみ、レッドブラウンはさらに赤くなります。このあたりの仕上がりを考えて最初の色を決めるのですが、なかなか思った通りになってはくれません。今回は少々赤すぎたかもしれませんね。
ウオッシングはいつものウナギのタレウオッシングです。かなり濃いめのエナメルのセピア(フラットブラック+フラットブラウン少々)を塗りつけ、すぐに溶剤を染ませた綿棒で拭き取ります。表面がつや消し塗装ですから、塗膜の凸凹にウオッシュ液の塗料がひっかかり、色が残ります。これがフィルター効果になるんですね。
入り隅には塗料が濃いめに残るので、これがウオッシュの効果となります。
さらにボルトの周囲などには面相筆でエナメルのセピア(先ほどのウオッシュ液よりは3倍ほど薄い)を流し、墨入れとします。
装甲板には雨だれが流れた跡を筆で描いていきます。この作業は筋筋のことを英語でStreak(ストリーク)ということから、ストリーキングとも呼ばれていますが、どうもストリーキングというと全裸で人前を走り抜ける行為(実は綴りはまったく同じです)を思い出してしまいます(笑)。
AFV模型を作る人以外には、『昨日オレ、ストリーキングしてさ・・・』なんて話をしてはいけません(爆)。
シュルツェンはもろストリーキングです。思いっきり素っ裸(+_+)\バキッ!
・・・じゃなくって、しましまです。
これだけの縞を筆でいちいち描いていては大変です。そこで登場するのがこの、フィルバート・コムという筆です。フィルバートというのは先が丸くカットされた平筆のことで、コムというのは櫛のことです。要は櫛のように毛先がまばらになった先丸平筆なのです。
これに墨をつけて数回こすってやるとあっという間にストリーキングです。
これだけストリーキングを連呼すれば、このブログもそっち系の人の検索にかかるかもしれませんね(笑)。
何かを期待してこのサイトを訪れたストリーキングマニアのみなさん、ごめんなさい(爆)。
ホイールもウオッシングです。ホイールはかなり汚れた感じに仕上げるため拭き取りをしません。そのかわりウナギのタレではなく、少々薄めのウオッシュ液(墨入れと同じくらい)を使いました。
まだ十分に乾いていませんね。これが乾く明日にはドライブラシをしましょう。
(全作品完成まで あと91)
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