ヤクトティーガー・ポルシェタイプ その12 足まわりの汚しと組立て
2011年3月17日
Category : AFV ドイツTags : ヤクトティーガー
足回りの汚し
ヤクトティーガーは足回りを大きなフェンダーがすっぽり覆っているため、先に足回りを仕上げてしまわないと車体の上下を貼り合わせることが出来ません。そこで先に足回りだけを仕上げてしまいます。
ベースカラーのチャコールグレーを塗った履帯にMIGピグメントのドライマッド、モデルカステンのミリタリーピグメントのプラスターライクとコンクリートライクを使って履帯全体を汚します。
ドライマッドをアクリル溶剤で溶いて塗りつけ、その上からミリタリーピグメント2色を粉のまままぶしました。塗ったまま乾燥させたのがこの写真の状態です。
ホイールや車体下部の側面もも同様に汚します。もうベッチョリと塗るのでドロドロです。
車体側面は乾いた状態でエナメル溶剤を垂らしてにじませてあります。また泥汚れのついた部分と草で無い部分の境目は筆でこすって境界をぼかしてあります。でも、ここはほとんど見えませんけどね。
堅めの筆でピグメントを削り落とします。かなりの量を落としてしまいます。以前はマスクをしてこの作業をしていたのですが、今は塗装ブースで舞い散るピグメントの粉末を吸いだしながらしているので、かなり作業環境は改善されました。下に落ちるピグメントは紙を敷いて回収し、次回別のところで使います。もったいないですからね。
履帯の接地する部分はメモ紙にシルバーを塗りつけた物をこすりつけます。筆で行うと履帯の奥まで銀色が届いてしまいますが、紙を使うとホントに接地する部分だけに付けることが出来ます。Bluebellさんからの受け売りですが、とても簡単で有効な方法ですよ。
転輪や誘導輪の履帯と接する部分にも銀ブラシをし、さらに起動輪の歯や履帯のガイドホーンにも銀ブラシをしました。ロコ組みと違って各ホイールがバラバラなので、このような作業はしやすいですね。
履帯とホイールを車体に組み込みます。ホイールは軸に接着するのですが、履帯も要所要所でホイールに接着してあります。これで強度がグッとましますから、安心ですね。
最後にホイールに薄く溶いたエナメルの焦げ茶を墨入れの要領で流します。かなりドボドボに流しても乾くとピグメントに吸われて目立たなくなるので、なんどか様子を見ながら追加していきます。起動輪はちょいとやり過ぎましたね。真っ黒になってしまいました。
これで足回りの汚しは完了です。いよいよ車体の上下の貼り合わせが出来ます。これをしないと先に進みませんからね。
(全作品完成まで あと97)
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