ハスキーMk.3地雷探知機搭載車 Op.434 制作開始
2017年12月3日
Category : AFV アメリカTags : ハスキー
南アフリカ共和国が国境紛争で大量に施設された地雷を除去するために開発したのがハスキー地雷探知機搭載車(VMMD)です。この車輌のすぐれた性能に目を付けたアメリカ軍はアフガニスタンやイラクとの戦争で地雷を除去するための車輌としてハスキーVMMDに目を付けたのです。ハスキーVMMDは地雷の探知を目的とした車輌で、見つけた地雷にマーキングをします。そして後に続く除去車輌が地雷を取り除いていきます。ハスキーはなんと時速35kmのスピードで走りながら3mの幅で地雷を発見できる能力を持っています。
ハスキーのタイヤは低圧で地雷を起爆させにくくなっています。それでも踏んづけた地雷が爆発した場合を考え、キャビンやエンジンは下側が三角に尖った傾斜装甲をしており、地雷が爆発しても車両本体を守ります。そしてさらに爆発によって駆動系が壊れたたとしてもパーツはモジュール化されており、現地で容易に交換修理が可能になっています。起爆させにくいタイヤ、爆発しても壊れにくい車体、壊れても交換しやすい駆動系と何重にも施されたトラブル対策が見事ですね。
キットはAFVクラブの1/35です。ソフトスキン車輌とはいえ、全長が7.3mもあるので1/35になっても20cm越えの迫力あるサイズです。非常に細かなパーツも多く、なかなかに作りでがありそうです。塗装や組み立ての手順も悩みどころ満載です。久々の現用米軍車輌です。楽しんでいきましょう。
制作記は続きをとうぞ…
車体の組み立て
まずは車体と上にのっかるキャビンを組みたてます。四角い箱を真ん中に入れて、周囲のパネルを貼り付けていきます。ここまで組みたてるだけでも結構なパーツ数です。裏側の押し出しピンがかなり派手に出っ張っているので、丁寧に切り取って平らにしてやらないとパネルがちゃんと貼り付かないので大変です。見えない部分とは言え、手間がかかります。
小さな手すりに付いたゲート痕は、パーツの状態で整形しようとするとパーツそのものを壊してしまうことがあります。こんな時はゲートを派手に残したまま取り付けてしまいます。接着剤がしっかり固まったら、ゲートを切り飛ばし、ヤスリをかけて平らに整形します。この方が安全で確実です。
小さなパーツのゲートは大きなパーツに接着してから処理する
キャビンは内部の塗装や塗り分けをしなければいけないので、接着せずにバラバラのままです。あまり目立たないのですが若干ヒケがあるので、パテで埋めておきました。
とりあえず車体の組み立てとキャビンのパーツの整形は完了です。次はキャビンの組み立てを進めるためにキャビン内部の塗装を行います。箱を開けた時は1週間ほどでできるかな…なんて楽観していたのですが、どうやら無理っぽいです。というか、その倍くらいかかりそうですね。これはじっくりと取り組むことにしますか。
(全作品完成まで あと120)
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