ハスキーMk.3地雷探知機搭載車 その12 スミ入れ
2017年12月15日
Category : AFV アメリカTags : ハスキー
いよいよ仕上げの工程に入ります。今回はスミイレを行いました。スミ入れ塗料はいつものようにクレオスのMr.ウエザリングカラーのグランドブラウンを使いました。
詳しくはつづきをどうぞ…
元々平面の少ない車輌です。それでも車体の上面や側面には比較的平面が残っています。ここには瓶のままスミ入れ塗料をスミイレしたい箇所に塗り、手で触れるくらいに乾いたら専用溶剤で拭き取ります。乾かしすぎると取れにくくなるので拭き取りに苦労しますし、濡れている状態なら全部取れちゃうこともあります。ほどよく乾かすのがいいですね。
スミ入れ塗料を拭き取るときは手で触れるくらいに乾いたらすぐ拭き取る
フェンダーやバンパーは車体の側面と同じ様に乾かしてから拭き取ります。バンパーは汚れを残すために、あえて拭き取りはほどほどで止めてます。
奥まった所にある複雑な形状の部分は拭き取りがほとんどできませんから、薄めたスミ入れ塗料を流すだけにしています。Mr.ウエザリングカラーの溶剤はエナメル系と同じペトロール系(石油系)なのでプラそのものや接着面を侵します。ですがMr.ウエザリングカラーの専用溶剤は揮発が非常に早いので、プラを侵す前に飛んでしまい、その結果パーツの破損をまねきにくくなっています。もしタミヤのエナメルや油彩などをお使いの場合はプラを侵すので十分に注意が必要です。
ペトロール系の溶剤はプラや接着面を侵すので注意が必要
水の少ない砂漠で活動した舞台の車輌です。あえて車体上面も汚れ気味で仕上げています。ただ窓はマメに吹いてるんじゃ無いかと思い、あまり汚していません。
軟質プラやABSは特にペトロール系の溶剤に弱いので、タイヤのスミイレはホイールのみにします。その時は良くても何年もしたらタイヤがぱっくり割れてきます。プラモ日記の初期の作品ではタイヤが割れてしまったものがいくつもあります。タイヤも普通のプラの方がありがたいのですが、このような複雑な形状を金型で抜く場合、軟質プラの方がやりやすいんでしょうね。塗らなくてもいいのは楽ですが、あんまりうれしくないです。(;^ω^)
(全作品完成まで あと120)
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