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T-34/76 六角砲塔ソフトエッジタイプ その3 履帯の組み立て

Category : AFV ソビエト連邦

Scale : 1/35 Maker : サイバーホビー Post : 449-3


履帯の組み立て

今回は履帯の組み立てをします。履帯(りたい)ってのはいわゆるキャタピラのことなんですが、キャタピラがキャタピラ社の商品名でして、英語ではトラックと言います。貨物自動車のトラックはTruckですが、履帯のトラックは陸上競技場のトラックと同じでTrackです。この当時のドラゴンのキットはバラバラに成形された組み立て式のマジックトラックがキットに入っていました。今回はこれを組みたてます。塗装の時に転輪や車体の塗装がしやすいように、接着剤が固まったら履帯がベルトのように外せるように組みたてます。

詳しくはつづきをどうぞ…

パーツの整形

ゲートの処理

マジックトラックは他社の様にランナーにずらりと並んでいるのではなく、最初からバラバラに成形されています。そのためゲートの処理とかが必要ありません。それはそれでウレシイのですが、全部のコマに押し出しピンの痕が残っています。これを消してやるのはなかなか骨の折れる作業です。なにしろ数が多いですからね。ただT-34の履帯は単純な形状なので、板ヤスリでガシガシ削ってやれば良いので作業そのものは簡単です。

履帯パーツを並べる

履帯のコマ(履板と言います)を数が分かりやすいように並べます。T-34の履板はガイドホーンがあるタイプと無いタイプが交互に並びます。人はだいたい5個までくらいなら一目で数を把握できますから、履板5組10枚つないだ物を並べていきます。今までの経験でドラゴンのT-34の履帯は72~78コマくらいだったので今回は左右76コマずつ準備をしました。

履板の接着

履板の接着

履板を接着していきます。接着には乾燥硬化に時間がかかるのですが、一旦付いたら非常に強力なリモネン系の接着剤を使います。ニオイも美味しそうでいいですね♪

接着剤は付属の刷毛ではなく、自前の筆を使ってつなぎ目に流し込んでいきます。各履板は指で押さえ込みながらしっかりとくっつけていきます。流れすぎた接着剤で履帯が机にくっついちゃうのを防ぐために大きなペーパーパレットの上で作業をします。もうこの上で何輛もの戦車の履帯をつないでいますから、少し黄ばんできています。

履板の接着は乾燥が遅く接着力の高いリモネン系を使うと作業しやすい

定規を当ててまっすぐにする

全部つなぎ終わった履帯は定規を左右から当ててまっすぐにしておきます。そしてこのまま30~50分ほど待ちます。夏場なら30分ほど、気温の低い冬場なら45分ほどで板ガムほどの堅さになります。指で曲げれば簡単に曲げられるのですが、自分ではクタっとは行かないくらいの堅さです。

履帯の巻き付け

履帯の巻き付け

車体に車輪を差し込みます。そしてそこに履帯を巻き付けていきます。指でゆっくりと曲げてやればちゃんとなじんでくれます。通常は歯が出ている起動輪に端っこを引っかけて巻き付けるのですが、T-34の起動輪には歯がでていないので、最後の連結は車体の下で行うことにしました。接着にリモネン系を使っているので、慌てて作業しなくてもしばらくは履帯は言うことを聞いてくれます。たぶん接着開始から1時間くらいは大丈夫じゃないでしょうか。

履帯の巻き付け

最後に作業のしやすい箇所で履帯を輪っかにつなぎます。今回は車体の裏側です。実際に合わせてみたら76個まではブカブカでしたので2コマ減らして74コマで連結しました。最後の連結は速乾で強力な流し込みのスーパーパワーを使いました。これならば少し押さえている間にガッチリくっついてくれます。転輪に接着剤が流れないように注意が必要ですけどね。

最後の連結には速乾のスーパーパワーを使う

履帯の形を作る

履帯の形を作る

履帯はまだ少しくらいなら形を変えることが出来ます。ピンセットを使って転輪に沿って履帯が波打っているように形を整えます。接着剤が乾燥するときに接着面が縮むので履帯がパンと張ってしまうのを防ぐために丸めたティッシュを挟み込みます。この状態で接着剤がしっかりと固まるまで放置です。上に重りを乗せているのは接地面が平らになるようにということですが、特に必要なわけではありません。

履帯と車輪と車体はバラバラになる

翌朝接着剤が固まった頃に一度外してみました。上手く車輪も履帯も車体から外れてくれます。これで塗装は非常にやりやすくなります。外れることを確認したらもう一度組み戻しておきます。というのも、前にも書いたように接着剤の乾燥で履帯の接着面が縮むからなんです。1箇所1箇所の縮小は小さくても76コマもあると塵も積もればなんとかで、場合によっては1コマ分ほど縮んでしまいます。そうなるともう組み戻すことはできません。以前それで大失敗をしてしまい、輪っかになった履帯を目立たない所で切ってつなぎ直したことがあります。そうならないためにも塗装の直前まではめたままにしておきます。だいたい1週間くらいあれば大丈夫かと思います。

組みたてた履帯は1週間ほどははめたままにしておく

私は2本同時に時間差攻撃で作業しますが、慣れないうちは1本作り終えるまで2本目に接着剤を流すのは止めた方がいいでしょう。焦っちゃいますからね。リモネン系の接着剤の硬化時間は意外に長く、焦らなくても十分に時間はあります。それよりも硬化が十分でないと作業の途中で切れちゃいます。そうなるとリカバリーは大変ですからね。

T-34の履帯は幅が広くしかも左右で同じ、さらに数も同クラスの戦車に比べると少なめです。そんなところからも、このマジックトラックのベルト組みの練習にはもってこいです。ぜひ挑戦してみて下さい。

(全作品完成まで あと125)

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