ドイツ・1号戦車B型 その10 スミ入れ
2021年9月4日
スミイレとOVMの仕上げをしました。スミイレは入り隅やパネルラインに濃い色の塗料を流して明暗をくっきりさせるのですが、どうも半ツヤクリアを吹くときに少し距離があったのか、塗料の濃さが濃すぎたのかで表面が荒れてしまったらしく、部分的に平面のパネルにスミ入れ塗料が残ってしまいました。頑張って拭き取ればいいのでしょうが、まぁ、これも味かな・・・ってことで、少し薄汚れた感じで良しとしてしまいました。
詳しくはつづきをどうぞ…
スミ入れ
スミイレはMr.ウエザリングカラーのグランドブラウンを瓶生のままパネルラインや入り隅に塗っていきます。この塗料はエナメルや油彩と同じペトロール系なのですが、乾燥が早く、わりとすぐに手で触っても取れないくらいに乾いてくれます。あまり一度に車体全部を塗ってしまうと、先に塗り始めた部分が乾ききってしまうので、このように部分部分で進めていきます。
拭き取り(ウオッシング)
手で触っても取れないくらいに乾いたら専用の溶剤を染ませた筆で拭き取っていきます。この作業が汚れを取っているみたいに見えるのでウオッシングって言うんでしょうね。頑張って拭き取っても溝や奥まった所に入った塗料は取り切れないので、これがスミ入れになります。ただ今回は先にも書いたように平らな面でも少しザラザラになってしまっていたので塗料が残ってしまいました。ちょっと薄汚れた感じですよね。まぁ、これもありかと思います。
真上から見るとこんな感じです。全部同じジャーマングレーの車体ですが、グレーの明るさも変えてありますし、スミイレで表情が付いているので情報量が上がってリアル感が増しています(タブン)。
OVMの仕上げ
OVMや予備履帯を仕上げます。錆色のピグメントをエナメル溶剤で薄く溶いて金属部分に塗りつけ、乾いたら綿棒や堅めの筆でこすって余分な粉を落とします。どれほど落とすかで、OVMごとの錆の程度を調整します。また綿棒でこすることで、メタルカラーからは金属光沢があらわれます。Mr.メタルカラーってのはほんと便利な塗料ですよね。
車体後部のOVMです。結構錆びてますwww。木製のジャッキ台は塗装前にデザインナイフの刃先でキズをつけてあるので、スミ入れ塗料が良い感じにキズに残って木のように見えます。
車体の右後ろです。ジャッキもサビサビです。排気管はピグメントを濃いめにしてさらにあまり粉を落とさないようにしています。さらに排気管の出口周辺には黒いピグメントを塗ってスス汚れにしています。排気管カバーは熱でボロ錆びにしてみました。もともとエッチングパーツみたいにキレイに成型されていないのでボロボロです。ボロボロにサビさせることでつじつまを合わせました。
スミイレとOVMの仕上げが完了です。次回は足回りを汚して組み立てます。もう少しで完成ですね。
(全作品完成まで あと116)
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