零式艦上戦闘機21型 その10 塗装
2007年6月7日
天気が良いので塗装だ!
今日のお昼休みは昼食のカツ丼を5分で掻き込んで塗装です。気温も高く、乾燥しているのでしっかり乾くと思います。
塗装に使った色は、タミヤがこの零戦の発売に合わせて作った新しい明灰白色XF76です。従来の明灰白色XF12はもっと白っぽい灰色で、私なんかは子供の頃からの刷り込みで、これが日本海軍の飛行機の色だと思いこんでいるのですが、最近の研究でどうやらもう少し黄緑色がかっていることがわかってきたそうです。
雑誌の作例ではラッカー系で塗装したいため、同時発売のスプレー缶を吹き出させて瓶に集め、これをエアブラシで吹いたそうです。しかしAFVモデラーの私はなんの躊躇することもなく、タミヤ水性アクリルをラッカー溶剤で溶いて使いました。飛行機モデラーはこんな無茶はしないんですね。便利なのにな~♪
この塗料、半つや消しと聞いていたのですが、ラッカー溶剤で溶いたせいでしょうか、かなりのつや消しになってしまいました。真珠湾に出撃前の飛行機は何週間も空母の格納庫で待機状態だったわけで、その間に整備兵のみなさんがぴかぴかに磨いていたそうです。そこで今回はツヤ有りのスーパークリアを薄くざっと吹き付けておきました。なんとなく半ツヤ有りになりました。さすがにスポーツカーのようにぴかぴかにはできませんからね。
キャノピーのマスキングは塗料が完全に乾く前に剥がす必要があります。時間的には午後からの仕事時間に入っていたのですが、そこは自分一人で仕事をしている強みです(オイオイ)、とりあえずマスキングテープだけは剥がしておきました。それでもやはり若干テープと一緒に塗料も取れてしまい、夜に面相筆で修正しました。
コクピット内部の組み立ての完了
さて、ここからは夜の部です。機体に詰め込んだマスキング用のブルタックを取り除きます。隅っこのきわどい部分は筆で修正します。
続いてコクピット内部の最後の組み立てです。照準器とループアンテナ、アンテナの支柱、ヘッドレストを取り付けます。
照準器はガラス部分の真ん中にパーティングラインが入っています。これをデザインナイフで削るとガラスが曇りガラスになってしまいます。1000番、2000番のペーパーで磨き、さらにはコンパウンドを極細綿棒つ付けて磨きます。なんとか少し透明になりました。
キャノピーのガラス部分は非常に良いできです。今までこんなに透明でひずみのないクリアパーツを見たことがありません。キャノピーを通して中が鮮明に見えます。実はこのキャノピーのパーツは破損やキズを避けるために、箱を開けるなり、切り離して別の場所に保管しておきました。その甲斐があってとてもキレイです。
(全作品完成まで あと13)
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