チャーチル・クロコダイル その8 細部の塗分けと仕上げ
2010年7月15日
Category : AFV イギリスTags : チャーチル
細部の塗り分け
BT-7といっしょにオーバーコートをしたので、もう十分すぎるくらい乾燥しています。ですが、いきなりウオッシングをする前に細部の塗り分けをします。しておくのを忘れていました。もちろんメタルカラーで塗る部分はオーバーコートをしてしまうとこすって金属光沢を出せなくなるので、オーバーコートが済んでから塗るんですけどね。
メタルカラーは塗りっぱなしの状態です。この上からピグメントでさび色を付け、余分の粉を落とすときに金属光沢もいっしょに付けます・・・って、綿棒でこするだけですけどね(笑)。
スコップの柄などはアメリカーナのトラッド・ロー・シェンナで塗装しました。アメリカーナは茶色の種類も多く、木の部分に塗る色の選択に困りません。他にもたくさん色があるのですが、最近のお気に入りはこの色です。
ウオッシングとドライブラシ
ウオッシングはかなり濃いめ(ウオッシングとしてはという意味です)のエナメル塗料で行う、みずの式です。いつも大量の綿棒が必要になります。チャーチルのような大型車輌ですともう30本以上は必須と思っていたのですが、いざやってみると、基本色が暗いせいか、それほど拭き取りがそれほど神経質にならなくても良くって、実際には15本くらいで終わりました。少しだけエコです。
ウオッシングはほんのりとした効果(これがまたイイ・・・)でしたが、ドライブラシは逆に効果は抜群です。こちらはかなり薄めにしたエナメル塗料を筆に付けてからほとんど拭き取った状態で、車体にこすりつけます。エッジだけがほんのりと色がつくくらいですね。それでもフェンダーのリブやキューポラのハッチなんかはよく目立ちます。
さび表現
こてこてに溶いたさび色のピグメントをOVMや排気管に塗りつけます。排気管はこのままでいいのですが、さすがにOVMは使い物にならないくらいさびてしまいますから、綿棒でこすってさびを落としてやります。その時に金属光沢も一緒に現れて、ホレこの通り!!
牽引ワイヤーや予備履帯も同様に処理します。
金属板の角やボルトの頭にドライブラシが良く効いています。ウオッシングとドライブラシをすると一気にプラの質感だったのが金属の堅い感じになると思いませんか?使い古された技法で、プロの方なんかではあまりやらない人がいたり、否定的な方もいたりしますが、アマチュアモデラーには非常に手軽で有効な手法かと思います。
(全作品完成まで あと79)
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