パンターA後期型 その8 冬期迷彩の剥がれと細部の塗分け
2010年9月1日
冬季迷彩その2
冬季迷彩を仕上げます。実際の冬季迷彩は春になったら剥がせるように水性の塗料で戦車を真っ白に塗ることなんですが、プラモ的にはこれが雨風で剥がれてハゲハゲになっているのがカッコいいわけでして、この表現をしなければいけません。
三色迷彩の上に薄く塗った水性アクリル塗料のアメリカーナ(塗膜がめっぽう弱い)をアクリル溶剤を染ませた綿棒でこすって剥がしていきます。綿棒は塗料ですぐにネチャネチャになるので、何度も取り替えながら行います。
砲塔に書かれた番号もハゲかけてきています。人の手が触れるところはたくさんはげさせるなど、想像力を働かせて、剥がしていきます。
最後にこの後のウエザリング作業でさらにはげてしまわないように、つや消しクリアをオーバーコートして塗膜を保護しておきます。
OVM等の塗り分け
OVM、予備履帯、排気管などを塗り分けます。もうすでに仕上げに近いところまで来ていますから、はみ出たところを修正するのはかなり手間がかかるので、緊張します。一応つや消しクリアで保護してありますから、すぐになら溶剤を染ませた細い綿棒でこすり取ればなんとかごまかせますが、べっちょりとやってしまったら無理です。
やはりジャッキの周囲が大変でしたね。奥まで筆が届きません。
金属部分はさび色のピグメントを塗って、排気管以外は綿棒でこすって剥がします。OVMは多少金属光沢が出るまでこすりますが、予備履帯はあまりピカピカでは変なので、ほんのチョッピリこするだけです。
車間表示灯はクリアパーツが入っているので、クリアグリーンに塗って貼り付けます。これよく忘れるんですよね(汗)。
今日から9月です。これで遅刻確定です。あと少しで完成ですからがんばりましょう。
(全作品完成まで あと77)
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